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【令和元年の人生ゲーム】Z世代を扱った直木賞候補作を読んでみた【★2.5】

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こんにちは。mochioです。

今回は、麻布競馬場氏の令和元年の人生ゲームを読み終えました。

この記事では、ネタバレを限りなく抑えて私なりのおすすめ度を書いていきます。

おすすめ度は★2.5
いまいち消化不良感のある本でした。

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令和元年の人生ゲームの概略

令和元年の人生ゲームは2024年に麻布競馬場氏が書いた小説です。

Z世代を扱った本であり、2024年上半期の直木賞の候補作にもなっています。

あらすじ

「まだ人生に、本気になってるんですか?」

この新人、平成の落ちこぼれか、令和の革命家か――。

「クビにならない最低限の仕事をして、毎日定時で上がって、そうですね、皇居ランでもしたいと思ってます」

慶應の意識高いビジコンサークルで、働き方改革中のキラキラメガベンチャーで、「正義」に満ちたZ世代シェアハウスで、クラフトビールが売りのコミュニティ型銭湯で……

”意識の高い”若者たちのなかにいて、ひとり「何もしない」沼田くん。

彼はなぜ、22歳にして窓際族を決め込んでいるのか?

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著者 麻布競馬場氏について

麻布競馬場(あざぶけいばじょう、1991年 – )は、日本の小説家。ニックネームは「アザケイ」。 会社員の傍ら覆面作家として主にTwitterやnoteにて作品を発表している。

麻布競馬場│wikipedia
note麻布競馬場
X麻布競馬場

麻布に競馬場はありません。(念のため言っておく)

この本をおすすめする人

  • Z世代に興味がある方
  • 直木賞候補作を読んでみたい方

こんな方におすすめの本です。

おすすめ度は★2.5

3時間ほどで読了しました。

本書のおすすめ度は★2.5です。

おすすめ度は以下の基準で決めています。

おすすめ度の基準
★5

絶対に読め

★4

優先的に読め

★3

時間があれば読め

★2

読まなくてもよい

★1

時間の無駄

私の主観で考えているため、面白い本が★5とは限りません。

人が死ぬ描写のある作品は苦手なので、面白くても★は低くなってしまいます。

言葉の裏にある心情とか良く分からなかった。 それは私がZ世代ではないからなのか、読解力がなかったからなのか分からない。 共感はしないなぁ

mochio│読書メーター

こんな感じの感想をもちました。

そこらへんを踏まえて詳しく感想を書いていきます。

自分と接点がなくて、共感できなかった

と、いうのも本書で登場する出来事は、私と何ら接点を持たないからです。

本書で取り扱ったZ世代に関しての内容
  • 慶応SFC
  • ビジネスコンテスト(ビジコン)サークル
  • 大手人材会社勤務
  • 銭湯のリニューアルビジネス

といった、いわゆる意識高い系で端からみたらキラキラしている人たちの素性を作品に落としこんでいます。

一方私は、

  • 地方大学卒
  • 地方在住
  • アラサー工場勤務

上の特徴をもつ私には縁の遠い話であり、共感できる点はありませんでした。

私の職場には20代はほとんどいません。

Z世代の突風が私の職場に吹くのはまだまだ先なのでしょう。

この本に共感できないってことは、Z世代とゆとり世代(私)は違う存在・価値観をもっている根拠でもあるのかな?

今のうちに知識として持っておいて損はないはず・・・

「令和元年の人生ゲーム」から感じ取ったこと

この本から感じ取ったことは以下の通り

  • Z世代は情報過多になり、自分を見失いがち
  • 正しくないことを極端に恐れることで主体的に行動することをしない
  • 環境がそうさせただけであるにもかかわらず、自分の意志で行動したと錯覚する

上記のことを本書から感じ取りました。

Z世代の特徴を良くとらえてる!って言われていることは本当のことなのでしょう・・・
 私にはよくわからない

沼田という静かな存在がZ世代を浮き彫りにしているが・・・

本書では章ごとに登場人物や場面は変わりますが、沼田という男が常に登場していまし。

彼は、Z世代の若者の行動を離れたところから眺めており、彼自身は何もしない男です。

人の人生なんて背負いたくないと言っていた沼田は、最終章では、銭湯のリニューアルを担当するオーナーの人生に傾倒してしまう最後を迎えます。

このこの行動理由は明かされぬまま本書は幕を閉じてしまいます。

考察の余地はありそうですが、再読するのは骨が折れる・・・

消化不良が否めない本でしたね。

この本に興味をもったらおすすめしたい本

この本を読んで、若者の生態・行動原理について興味を持った人は、金間大介氏の本をおすすめします。

彼は大学でイノベーションやモチベーションについて研究されており、Z世代への鋭い洞察をしております。

この本では若者を研究対象として、研究した結果のZ世代の取り扱いを説明してくれる本であり、楽しく読むことができますよ。

以上!mochioでした。

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この記事を書いた人

mochioのアバター mochio 社会人ブロガー

国公立の大学院修了後、町の工場へ就職した30歳の社会人。
大学での研究生活が縛りに縛られていたため、社会人になってからは興味を持ったものにはすぐに飛びつくようなる。
現在はサウナと読書が生きがい。
当ブログは、日常にあるものをちょこちょことレビューしていくブログです。