今さらながら名作を読了! 池井戸潤『おれたちバブル入行組』おすすめ度レビュー【★4.2】

当ページのリンクには広告が含まれています。

こんにちは。mochioです。

本当に今更なんですが、池井戸潤の「オレたちバブル入行組 」を読了しました。

ほとんどの方は分かっていることでしょうが、これはテレビドラマ「半沢直樹」の第1シーズンの内容の本です。

ドラマの内容もうろ覚えだし、読んでみるかってことで、読んでみたら案の定最高に面白かったです。

今回はこのオレたちバブル入行組 」のおすすめ度について語っていきます。

おすすめ度は★4.2
やはり傑作はおもしろかった

楽天ブックス
¥770 (2025/12/16 22:28時点 | 楽天市場調べ)
\クリスマスタイムセール祭り開催中!/
Amazon
目次

「俺たちバブル入行組」の概要

作者

池井戸潤

出版年

2004年(文春文庫版は2010年)

あらすじ

大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。そんな世代へエールを送る痛快エンターテインメント小説。

「それまでの銀行小説というのは、銀行の悲惨さや陰惨さを暴露的に訴えるような、暗いものばかりでした。それには僕は飽きていたし、そういうものを書きたいとも読みたいとも思わなかったんですが、とはいえ、銀行内部を書けるのは僕の特技の一つですから、それなら今までに散々書かれた銀行ワルモノ論の作品をひっくり返して、銀行の中で人が生き生き動く活劇をやってみようと思った。そこで生まれたのが、半沢直樹という、『ありえない銀行員』です。

半沢はもちろん、ズバズバ物を言うんだけれど、一方でけっこう小狡い奴で、相手を罠に嵌めたりもするんですよ。単純に正論ばかり言っている奴って、つまらないでしょう?(笑)でも半沢は、政治的な動きもできるし、権謀術数を駆使もできる。清濁併せ飲むヒーローなんです。だから、サラリーマンの皆さんは、決して半沢の真似をしてはダメです。出向になったり、下手したらクビになりますよ(笑)。皆さんの言いたいことは、代わりに半沢が言ってくれます」(「本の話」著者インタビューより)

国民的人気を誇ったTBSドラマ「半沢直樹」、元祖「倍返し」シリーズ第1弾!

Amazon.co.jp : オレたちバブル入行組 (文春文庫)

おすすめ度

「俺たちバブル入行組」のおすすめ度は(4.2 / 5) です。

おすすめ度は以下の基準で決めています。

おすすめ度の基準

絶対に読め

優先的に読め

時間があれば読め

読まなくてもよい

時間の無駄

私の主観で考えているため、面白い本が★5とは限りません。

mochio

人が死ぬ描写のある作品は苦手なので、面白くても★は低くなってしまいます。

\詳しくはこちら!/

銀行の内幕を知るきっかけになるし、ストーリーのテンポが良く娯楽性が高かったです。

しかしドラマの派手さを求める人には少し物足りないかもしれません。

こんなひとにおすすめ
ビジネスパーソンや組織で働く人

巨大組織の派閥争いや立ち回りがリアルに学べるので、共感や教訓がいっぱい。銀行業界に興味がある人には特におすすめ。

ドラマファンや悪を成敗する話が好きな人

ドラマの原点を知りたい人にぴったり。小説版の抑えめな表現が新鮮に感じるはず。

高校生以上の人

専門用語が少なく読みやすいので、初めての社会派小説として最適。一言アドバイス: ドラマの記憶が薄い状態で読むと、純粋にストーリーを楽しめますよ!

読んだきっかけ

最近Youtubeで面白い動画なくてつまんないなぁ

こんなことを思っていたこの頃、なぜか見つけたチャンネル「ぼくひぐま。〜おとなの学びや〜」。

このチャンネルは、三井住友銀行OBのひぐま氏がメガバンクで働く人や組織について解説しているチャンネルなんですが、これがまたおもしろいのなんの。

どう面白いか説明ができないから一度見てみることをおすすめします。

その中でも、ドラマ「半沢直樹」を銀行員目線で解説している動画が人気で、私もその動画をきっかけに「半沢直樹」についてもっと知りたくなったのでした。

そこで買ったオレたちバブル入行組 」。これはテレビドラマ「半沢直樹」の第1シーズンの内容の本です。

ドラマ版は過去に見たはずですがほとんど記憶がなく、半沢直樹と大和田常務くらいしか覚えていない状態で読み始めたのです。

目次