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【要約・レビュー】静かに退職する若者たち 部下との1on1の前に知っておいてほしいこと 【おすすめ度★3.1】

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こんにちは。mochioです。

最近、退職代行で会社を退職する人が話題となっております。

今回、金間大介静かに退職する若者たち 部下との1on1の前に知っておいてほしいこと を読みましたので、内容の要約と私のおすすめ度について書いていきます。

本著で述べられている内容
  • 企業の1 on 1の実態
  • 静かに退職する若者の分析
  • 最近の若者に対する上司・先輩への接し方の提言

決して最近の若者=悪という論調の本ではないことを強調しておきます

それでは本文

目次

著者「金間大介」について

  • 金沢大学 融合研究域融合科学系 教授
  • 東京大学 未来ビジョン研究センター 客員教授
  • 一般社団法人日本知財学会 理事

博士号取得まではバリバリの理系で応用物理学研究室に所属していましたが、その後バージニア工科大学へ渡米し、新規開講科目だったイノベーション・マネジメントに魅了され、それ以来イノベーション論、マーケティング論、産学連携論等の研究を進めております。

詳しい経歴・論文・出版情報はresarchmap

静かに退職する若者たち 部下との1on1の前に知っておいてほしいことの内容要約

バブル世代、就職氷河期世代、ゆとり世代、さとり世代、Z世代……。たった1つの職場で、こんなにも多様な世代が働いている。育ってきた時代や環境が違えば、考え方や価値観は当然違う。そして、すれ違う。そうした「世代間ギャップ」「コミュニケーション・ギャップ」をどう埋めるのか? 解決策の1つとして、多くの企業では「1on1ミーティング」がなされている。しかし、効果的に実施できている企業は一握りだ。そして、若者が何も言わずに辞めていく。なぜ、うまくいかないのか? 今の職場の若者はいったい何を考えているのか? 本書は、1on1を核とした世代間コミュニケーションの問題を切り口に、職場の若者を多面的に分析。その過程で、退職代行サービスを使う若手社員、ブラック企業もホワイト企業も不安という若者たち、アメリカ発の静かな退職との比較、とにかく正解を教えてもらおうとする姿勢など、今どきの「職場の若者像」に迫る。今の「職場の若者」を理解したい経営者、若手社員とのコミュニケーションに苦慮する上司・先輩、若手社員の退職を防ぎたい採用担当の人事部職員、必読の1冊。「わかり合えない職場」の処方箋だ。

amazonより

近年、若者が不満を露わにすることなく、静かに会社を辞めてしまうケースが増えているという問題が指摘されています。

「静かに辞める」とは

「静かに辞める」とは、以下のような特徴を持つ行動を指します。

  • 上司に辞意を伝えることなく、突然会社を辞めてしまう
  • 仕事に対して義務感を感じながらも、最小限の労力しか注がない
  • 仕事以外の時間にプライベートを優先する

静かに辞める若者の背景には「良い子症候群」がいた

「良い子症候群」な若者とは、

  • さわやか
  • 前向き
  • コミュ力高め
  • 与えられた仕事はきちんとこなす

という特徴をもっています。

このようなポジティブな面の他に、

  • 理不尽を嫌うが批判的な思考は取らず、静かに距離を置く(退職する)
  • 平均を重視し、それより上振れたり下振れたりしたくない
  • キャリアを明確化し、それをより効率よく高められるかを重視

という面も持ち合わせております。

会社=自分を成長させてくれるものという意識を持っておりますが、成長とは周りから落ちこぼれないようにするためのものであり、決して主体性やチャレンジ精神を持ち合わせているとは言えないことが特徴です。

上司・先輩は「良い子症候群」とどう接するべきか

良い子症候群の若者は、「ちゃんとした上司」というのを一番恐れています。

そのため、上司・先輩はいい子症候群とどう接するべきかの提案として

  • 傾聴
  • 素の自分をさらけ出す
  • 努力の必要性について、相手ではなく自分のこととして語る
  • 泥臭く前に進む姿を見せる

という「ちゃんとした上司」という姿から外れた、自分自身を見せてあげることが良いという提案をしています。

私のおすすめ度は★3.1

私のおすすめ度は★3.1です。

おすすめ度は以下の基準で決めています。

おすすめ度の基準
★5

絶対に読め

★4

優先的に読め

★3

時間があれば読め

★2

読まなくてもよい

★1

時間の無駄

私の主観で考えているため、面白い本が★5とは限りません。

mochio

人が死ぬ描写のある作品は苦手なので、面白くても★は低くなってしまいます。

本著は3~4時間程度で読了しました。

私は本著でいうところの「良い子症候群」なるものにぴったり当てはまるなぁと思いましたね(笑)

たぶん上司自身も苦労しているんだなぁと思うと同時に、私が上司になったときにはさらに若者は進化していて難しいところになるのかなぁと思いました。

ちなみに僕は退職代行は賛成派です。

退職の意思を上司や会社に伝えるのはものすごくストレスですし、精神的・事務的にスムーズに退職できるなら積極利用してもよいと思っています。

退職代行であれば、弁護士を経由する、弁護士法人みやびの退職代行サービスをおすすめします。

弁護士を経由することで、ほかの業者と違いにのあなたの負担を最小限にして退職することができるでしょう!

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