ミステリーホラー作家「雨穴」さんによる本を発売日当日に読んでレビューします。
これまでに、「変な家」「変な絵」「変な家2」の3作発表されていてどれも読んでいる当ブログの筆者が、今作「変な地図」について感想とおすすめ度を語っていきます。
おすすめ度は★2.7です。
それでは本文
変な地図の概要
変な地図は、「変な家」「変な絵」「変な家2」に続く「変な」シリーズの最新作です。
その中でも「変な家」は、漫画化・映画化もされており人気も高い作品となっています。(映画の評価は置いておいて・・・)
「変な」シリーズのの最新作ということで、Youtubeに序盤の内容がアップされています。
まずは動画を見てみることをおすすめします。
あらすじ
今回の主役はこれまで探偵役として登場していた「栗原」の学生時代のお話。
栗原の祖母の死と、その時もっていた地図の謎を追い求めていた母が亡くなり、栗原がその解き明かすお話です。
栗原が地図が示す場所を見つけ出し、そこで出会ったひととの事件を解き明かし、地図の謎・祖母の死を解明していきます。
祖母・母・栗原の3世代に渡るミステリーといった内容です。
「変な地図」のおすすめ度は★2.7
変な地図のおすすめ度は★2.7です。
おすすめ度は以下の基準で決めています。
- ★5
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絶対に読め
- ★4
-
優先的に読め
- ★3
-
時間があれば読め
- ★2
-
読まなくてもよい
- ★1
-
時間の無駄
私の主観で考えているため、面白い本が★5とは限りません。
mochio人が死ぬ描写のある作品は苦手なので、面白くても★は低くなってしまいます。
\詳しくはこちら!/
発売当日に即Kindleで購入。4時間ほどで読み終わりました。
そこまでおすすめ度は高くない感想をもっています。雨穴さんの過去3部作から突き抜けた名作!っていうわけでもありませんが個人的には変な家よりも良い作品だと思いました。
Youtubeで動画を見て期待値高めで即購入
Youtubeに挙げられていた、妖怪が描かれている「地図」や、本書内のお堂の仏像の気味悪さに、どんな怖い展開がまっているのだろう!とワクワクして読んでいました。
「世にも奇妙な物語のホラー作品みたいな怖い展開があったらうれしい!」なーんて思っていました。
結局「田舎の因習」
だがしかしbut、結局はこれまでの過去3作と似たような「田舎の因習」という内容でして、あぁまたいつもの感じかと、若干落ち込みました。
結局「田舎の因習」から半捻りくらいはありましたが、もう一捻りでも捻ってくる「裏切り」があってほしかったです。
また栗原が亡くなった母の悲しみから閉ざしていた心を開放するというもう一つのストーリーみたいな感じでも読むことはできますが、よくある展開な感じがしてちょっと読み込めなかったですね。
本自体は図が多いから読みやすい
「変な地図
こう驚かされるのがミステリー本の醍醐味です。いたるところに散りばめられた伏線を回収していくところは、やはり爽快感があって気持ちいいです。
それに、本書は図が多く差し込まれているので、文章を読んでもイメージしにくい人にも簡単に読める内容になっています。
そういった、ライト層でも味わうことができるミステリー本の面白さに気づかせてくれるのが「雨穴」さんのいいところですね。
逆にミステリー小説をそこそこ読んでしまっている私にとっては、もっと噛み応えのあるというか、うーーーーーんってうならせるようなホラー感やどんでん返し感があるとよかったですね。
栗原が、亡くなった母の悲しみから閉ざしていた心を開放するというもう一つのストーリーみたいな感じでも読むことはできますが、よくある展開な感じがしてちょっと読み込めなかったですね。
でもそういった「ミステリー愛してます!!」みたいな人を対象にはしてなさそうな本でもあるよね。



中学生とか好きそう
期待はいい意味でも悪い意味でも裏切られることはなかった本でした。
以上。mochioでした。









