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【空飛ぶタイヤ】いやー・・・面白い!けど長い! 【★3.2】

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こんにちは。mochioです。

ということで今回は、池井戸潤の「空飛ぶタイヤ」を読み終えましたので、ちょいネタバレありの感想と、私なりのおすすめ度について書いていきます。

おすすめ度は★3.2
王道の勧善懲悪作品で、イライラする時間を耐えられるかが鬼門です。

それでは本文

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目次

空飛ぶタイヤの概要

名門巨大企業vs.弱小運送会社
ひとつの命をめぐる感動巨編

走行中のトレーラーから外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。
タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも……。
自動車会社、銀行、警察、記者、被害者の家族ら、事故に関わった人たちの思惑と苦悩。
「容疑者」と目された運送会社の社長が、家族・仲間とともに事故の真相に迫る。
圧倒的感動を呼ぶエンターテインメント巨編!

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本書の注目ポイント

  • 大企業 vs. 中小企業の闘い
  • 技術者の倫理観について考えらせられる
  • 実際におこった問題を題材にしている

池井戸潤作品は、半沢直樹しかり、現代社会にうずまく巨大組織の闇を扱った作品が多いことが特徴です。

空飛ぶタイヤも同様も同様に、三菱自動車のリコール隠しの不正を扱った作品となっています。

wikipedia : 三菱リコール隠し

おすすめ度は★3.2

本書のおすすめ度は★3.2です。

おすすめ度は以下の基準で決めています。

おすすめ度の基準
★5

絶対に読め

★4

優先的に読め

★3

時間があれば読め

★2

読まなくてもよい

★1

時間の無駄

私の主観で考えているため、面白い本が★5とは限りません。

mochio

人が死ぬ描写のある作品は苦手なので、面白くても★は低くなってしまいます。

空飛ぶタイヤの感想

いやーあのね・・・面白いんよ・・・面白いんだけどね・・・長いんよ。

 分かる。実際におきた三菱自動車のリコール隠しの事件を基に作られた話っていうことは。

だからスケールがバカデカいし、登場人物も、何人いるんよってくらい多くて覚えるのが大変だった。

最後はきっちりと悪を懲らしめる展開もよかった。

でもね、そこまでに到達するまでにどんだけイライラさせるんだよっていう展開がもりだくさんなのよね。

(池井戸潤作品だから最後は悪を懲らしめるんだ・・・最後は悪を懲らしめるんだ・・・最後は悪を懲らしめるんだ・・・)

そう言い聞かせ、イライラしながらも読み続けることができた。

大企業ってこんな感じで不都合な事実を隠蔽するんだって分かった。

一番イライラさせたホープ自動車の沢田。

あんた最終的に内部告発したとしても、散々悪い態度をとりまくった赤松との会話はないんだなって思った。

これこそリアルであるようなことなんだろうね、それまでの行動に対する反省的なものは無いのかなーって やはり最後まで大企業の人間って形で終わるんだなぁって思った。

こういう生々しさこそが、池井戸作品ってやつなのかな。小説で池井戸作品を読んだのは初めてだったんですよ。 だからこんなにも、みたこともないけど生々しい嫌な気持ちも抱いたのかな。

池井戸潤作品のエンタメ版が見たいならドラマの半沢直樹でも見て 大和田常務の土下座を見てたほうがよっぽどスッキリするだろう。

この本はエンタメではなく、事実を基にした作品ってのが良く分かった。

こーんな胸クソ悪い出来事があるって思うと、社会に出るのが怖くなるね(社会人6年日)。

心穏やかに過ごすことができたら幸せだ。

ちなみに映画化もされてた

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この記事を書いた人

mochioのアバター mochio 社会人ブロガー

国公立の大学院修了後、町の工場へ就職した30歳の社会人。
大学での研究生活が縛りに縛られていたため、社会人になってからは興味を持ったものにはすぐに飛びつくようなる。
現在はサウナと読書が生きがい。
当ブログは、日常にあるものをちょこちょことレビューしていくブログです。

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