こんにちは。mochioです。
今回は、夕木春央の「方舟」を読みましたので、その感想とおすすめ度について、ネタバレなしで書いていきます。
★4.3
どんでん返し作品の傑作です
本屋大賞ノミネートの密室ミステリー
極限状況での謎解きを楽しんだ読者に驚きの〈真相〉が襲いかかる。
友人と従兄と山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った家族と地下建築「方舟」で夜を過ごすことになった。翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれ、水が流入しはじめた。
いずれ「方舟」は水没する。そんな矢先に殺人が起こった。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。タイムリミットまでおよそ1週間。
生贄には、その犯人がなるべきだ。――犯人以外の全員が、そう思った。
方舟 Amazon.co.jp
本屋大賞とは・・・
「本屋大賞」は、新刊書の書店(オンライン書店も含みます)で働く書店員の投票で決定するものです。過去一年の間、書店員自身が自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票します。
https://www.hontai.or.jp/about/
本屋大賞ノミネート作品は、非常に外れが少ない印象です。
おすすめ度は★4.3
私のおすすめ度は★4.3です。
おすすめ度は以下の基準で決めています。
- ★5
-
絶対に読め
- ★4
-
優先的に読め
- ★3
-
時間があれば読め
- ★2
-
読まなくてもよい
- ★1
-
時間の無駄
私の主観で考えているため、面白い本が★5とは限りません。
人が死ぬ描写のある作品は苦手なので、面白くても★は低くなってしまいます。
人が死ぬ描写もありますが、それ以上に面白かったので、★は高くつけました。
読んでてこんなものかってなってたけど、エピローグでうわーーーってなった。 面白かったがそれよりも恐怖のほうが強い。
https://bookmeter.com/books/20097484
上記は私が読書メーターに投稿した感想です。
- 閉所空間で行われる殺人事件
- 迫りくる水没のタイムリミット
- 犯人をつきとめて脱出したい
この3つの要素が組み合わさり、終始重たい雰囲気でジメジメとした陰鬱さを感じさせてきます。
なんといってもどんでん返しが熱い!
この作品では、しっかり犯人が特定され、物語もきちんと結末へと向かいます。
しかしこの作品の肝はエピローグにあり、読者をあっと驚かせるしかけがあります。
ラスト数ページでどんでん返しが行われます。
ん?
え!?
お・・・
そうか・・・
この本を読んだあとは、一晩、眠れない夜を過ごすし、3日間、茫然とした日々を過ごします。
それほど引きずる本です。
Youtubeでもどんでん返しが取り上げられていました
Youtubeでもエピローグ部分を読んでいる人の観察動画があります。
私も同じ感覚になりました。
このどんでん返しがとても熱いので、★4.3といたしました。
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以上!mochioでした!