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【面白くない?】成瀬は天下を取りにいく【★3.8】

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こんにちは。mochioです。

と、いうことで、成瀬は天下を取りにいくを読みましたので、内容をざっとさらいながら、感想について書いていきます。

成瀬は天下を取りにいくは、2024年の本屋大賞を受賞した作品でもあるため、期待は高かったのですが、高すぎたハードルのため、大きく感動した本ではありませんでした。

そのことも踏まえてそれでは本文

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目次

成瀬は天下を取りにいくの概要

書籍情報

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タイトル成瀬は天下を取りにいく
著者宮島未奈
出版社 ‏新潮社
発売日2023/3/17
ページ数208ページ

受賞歴

  • 第21回本屋大賞 大賞
  • 第11回静岡書店大賞 小説部門大賞
  • ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2023 小説部門第1位
  • 読書メーター OF THE YEAR 2023-2024 第1位
  • 中高生におすすめする司書のイチオシ本 2023年版 第1位
  • 第17回「神奈川学校図書館員大賞(KO本大賞)」
  • 「キノベス! 2024」 第1位
  • 第39回「坪田譲治文学賞」
  • 「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2023」第1位
  • 第10回「高校図書館職員が選ぶ高校生に読んでほしい本」 第1位
  • 「岐阜の学校図書館員が選ぶイチオシ本(仮称)」 第1位
  • 楽天Kobo電子書籍Award 2024 小説(国内編)部門大賞

メディアでも注目される本屋大賞を受賞したのがインパクトが大きいです。

あらすじ

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。

各界から絶賛の声続々、いまだかつてない青春小説!

2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。

コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。

M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。

今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。

発売前から超話題沸騰! 圧巻のデビュー作。

https://www.sinkan.jp/news/11409

実際に登場する地名を使っていたことに親近感を覚える

本書では滋賀県を中心に、実際に現存する場所やものが使われているため、親近感を感じることができます。

舞台が滋賀県なので、滋賀県民は読むこと必須です。

登場する主な場所
  • 西部大津店
  • 美容プラージュ膳所店
  • 膳所高校
  • 近江神宮
  • ミシガンクルーズ

ときめき坂の塩パンは通常の5倍の売り上げになっているそう・・・
聖地巡礼をしている人もいて驚きです。

私のおすすめ度は★3.8

成瀬は天下を取りにいくのおすすめ度は★3.8です。

おすすめ度は以下の基準で決めています。

おすすめ度の基準
★5

絶対に読め

★4

優先的に読め

★3

時間があれば読め

★2

読まなくてもよい

★1

時間の無駄

私の主観で考えているため、面白い本が★5とは限りません。

mochio

人が死ぬ描写のある作品は苦手なので、面白くても★は低くなってしまいます。

地元愛×行動力  =  青春

青春ってこういうことだよなって思いました。

やりたいことをやるってだけでこんなにも幸せなのかと思わせてくれた本。

青春って恋愛にときめくものでもないし、大スケールの冒険でもない。

自分の身近にある手に入るものを最大限手に入れようとしていることこそが青春なんだなと感じさせます。

学生時代、お金はないけど、時間はある。という状態の中でどれだけ楽しむことができるかというイメージに似た感覚を持ちました。

私としてはもっとディープな話題やハラハラするような話題の本が好きなので、おすすめ度は★4.0まではいかなかったかなぁという感想。

しかし圧倒的な読みやすさ、万人受けする内容から、おすすめ度は高めになりました。

成瀬は天下を取りにいくは面白くない?

文章はとても読みやすかった。読むのが遅い私でも2時間で読み切れた。そして内容も簡単に理解できます。

しかし本屋大賞を受賞したくらいなので、面白い本なんだろうと思って読むと、あれ?って思う人もいるのかもしれません。

面白くない本なのかを考えてみました。

Amazonの評価でよいものを見つけた

簡単でスラスラ読めて面白い部分もあり良いとは思う。

しかし事前に本屋大賞という色眼鏡をかけての読書となっているためか、いうほどなのか、という印象は受けた。程度の問題として。

これ以上簡単で平易な読み物も珍しいし、これから本の読み手を1人でも増やしていきたいという出版業界の事情を鑑みた選定なのかなと思う。

Amazonレビュー

確かにそのとおりです。

この本は、簡単に読め、内容も理解しやすく、難しい話題を取り上げているわけでもありません。

これまでの本屋大賞ってなかなか理解が難しく、考えさせる本や、ディープな本が多い中で、この本が大賞を取った理由というのも、読書に対するハードルを下げるという意味がありそうです。

面白くないことはないが、期待は超えなかった

本書は面白くないことはないが期待は超えない本でした。

本が好き!小説が好き!って人ほどあまり刺さらない印象を受けました。

簡潔に言ってしまうと、成瀬がすごい!っていう本で終わってしまい、メッセージ性は薄いためです。

強いメッセージ性があった歴代の本屋大賞と比較すると、軽いイメージをもちます。

強く心に残る本を探している人にとっては期待は超えないでしょう。

これから本を読んでみたい人や、中学生・高校生の読書感想文の本としてはもってこいの本ではあるなとも同時に思います。

読者が年齢を重ねるほど面白くなる

中学生・高校生の読書感想文におすすめとはいいながらも、この本を一番おすすめしたいのは、年齢を重ねた中高年の方々です。

大人になればなるほど、責任や制約が重なってくるので、やりたいことを我慢してしまうと思います。

年齢を重ねれば重ねるほど、自由にやりたいことをやる成瀬に魅力を感じることができるはずです。

忘れかけていた、小さなことを楽しむことについて思い出させてくれるでしょう。

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この記事を書いた人

mochioのアバター mochio 社会人ブロガー

国公立の大学院修了後、町の工場へ就職した30歳の社会人。
大学での研究生活が縛りに縛られていたため、社会人になってからは興味を持ったものにはすぐに飛びつくようなる。
現在はサウナと読書が生きがい。
当ブログは、日常にあるものをちょこちょことレビューしていくブログです。

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