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住野よるの新作「告白撃」のレビュー【★2.3】

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君の膵臓をたべたい」がベストセラー・映画化となった住野よるさんの著書「告白撃」についてあらすじと内容について書いていきます。

おすすめ度は★2.3
登場人物と同じ年齢ということで読み始めましたが、いまいち刺さりませんでした。

それでは本文

目次

告白撃の概要

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告白撃 [ 住野 よる ]

書籍情報

書名告白撃
著者住野よる
出版社KADOKAWA
出版日2024年5月22日
ページ数192ページ

あらすじ

告白撃 [ 住野 よる ]

30歳目前、婚約した千鶴は、親友の響貴に秘密の計画を実行します。それは、響貴に自分のこと好きな気持ちを告白させて、断ること。

大学時代の友人グループの千鶴と響貴をくっつけさせたい、大学生時代の友人グループの計画のもと、千鶴は計画を実行しようとするお話

私のおすすめ度は★2.3

「告白撃」のおすすめ度は★2.3です。

おすすめ度は以下の基準で決めています。

おすすめ度の基準
★5

絶対に読め

★4

優先的に読め

★3

時間があれば読め

★2

読まなくてもよい

★1

時間の無駄

私の主観で考えているため、面白い本が★5とは限りません。

mochio

人が死ぬ描写のある作品は苦手なので、面白くても★は低くなってしまいます。

この本はこんな人におすすめ
  • 高校生
  • 切ない系の恋愛小説を読みたい人

装丁がとてもきれいでついつい手に取った本でした。

読後直後の感想「せつねぇ」

読後直後に思った感想は「せつねぇ」でした。

この本では友達以上・恋人未満の絶妙な距離感をうまく作品に落とし込んでおり、読者にむずむずした感想を抱かせます。

この絶妙な距離感と響貴が告白しない理由も現実にもありそうな理由であり、リアリティも感じることができます。

本書では、その絶妙な距離感とリアリティさを、告白させるという計画という非日常の中へうまく落とし込んだ作品でした。

登場人物に共感できなかった

私にとっては、本書の登場人物に共感はできなかったので、うまく作品にはハマりませんでした。

本作の主人公の千鶴は自分のことを好きでいてくれる親友にウエディング姿を見せたくないために、告白させて失恋させるというなかなか酷い作戦を考えます。

読んでて、これってどうなの?って思いました。

30歳の大の大人が告白する・させるっていう設定にはちょっと無理があるし、主人公の告白させて振る傲慢さは受け入れがたかったです。

mochio

高校生の恋愛じゃないんだから・・・

現在30歳の私としてはすこしピュアすぎる話じゃないのかなぁと思います。

君の膵臓を食べたいを想像していくと、感動は少ない

映画「君の膵臓をたべたい」を見て、この著者は感動する作品を作るんだなぁと感じて本書を読み始めましたが、いまいちハマりませんでした。

先ほどにも述べたように、登場人物に共感できなかったり、設定にちょっと無理があるかなぁという気持ちが、最後まで続いてしまいました。

ラストシーンに至るための感情の流れもくみ取れず、う~ん・・・という感じであまり腑に落ちませんでした。

総じて「君の膵臓をたべたい」で上がったハードルを超えられなかった作品でした。

他の作品に期待です。

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この記事を書いた人

mochioのアバター mochio 社会人ブロガー

国公立の大学院修了後、町の工場へ就職した30歳の社会人。
大学での研究生活が縛りに縛られていたため、社会人になってからは興味を持ったものにはすぐに飛びつくようなる。
現在はサウナと読書が生きがい。
当ブログは、日常にあるものをちょこちょことレビューしていくブログです。

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