2026年4月9日。
今年の本屋大賞の順位が発表された。
結果はこの通り。
| 順位 | ポイント | 作品名 | 著者名 | 出版社 |
| 1位(大賞) | 452点 | イン・ザ・メガチャーチ | 朝井リョウ | 日経BP/日本経済新聞出版 |
|---|---|---|---|---|
| 2位 | 419.5点 | 熟柿 | 佐藤正午 | KADOKAWA |
| 3位 | 404.5点 | PRIZE―プライズ― | 村山由佳 | 文藝春秋 |
| 4位 | 372点 | エピクロスの処方箋 | 夏川草介 | 水鈴社 |
| 5位 | 335点 | 暁星 | 湊かなえ | 双葉社 |
| 6位 | 321点 | 殺し屋の営業術 | 野宮有 | 講談社 |
| 7位 | 229.5点 | ありか | 瀬尾まいこ | 水鈴社 |
| 8位 | 226.5点 | 探偵小石は恋しない | 森バジル | 小学館 |
| 9位 | 164点 | 失われた貌 | 櫻田智也 | 新潮社 |
| 10位 | 131点 | さよならジャバウォック | 伊坂幸太郎 | 双葉社 |
順位発表までに私が読んだ本は3冊。
- イン・ザ・メガチャーチ
- 熟柿
- 暁星
この3冊。
この3冊を中心に2026年の本屋大賞の順位について所感を述べていこうと思う。
つまり本屋大賞2026の感想戦である。(3冊しか読んでないけど)
それでは本文。
私の選書眼は間違っていないと再確認(自画自賛)
本屋大賞ノミネート作が発表されてから読んだ本はそれぞれ、1位、2位、5位の上位を読んでいた。
「書店員が売りたい本=面白い本」と解釈するのであれば、私は面白い本を選び抜くことができたのだと褒めたたえたい。
「本屋大賞ノミネート作10冊読んでみた。」みたいな人もいるけど、10冊買ったら2万円でっせ。
2万ものお金をぽーんと出せるなら出したいけど、優先順位ってもんがあるから、面白そうな本を手にする必要があるよね。
ということで、私が選び抜いた3冊は無事に上位に入っていて私は大満足なのです。
下馬評が高かった「イン・ザ・メガチャーチ」が1位でなんかがっかり
読書メーターやXなどで本屋大賞ノミネート作についての感想を見てみると、「イン・ザ・メガチャーチ」と「熟柿」の評判が高いこと高いこと。
私は朝井リョウのファンでもあるので、「イン・ザ・メガチャーチ」は周りがおすすめする前には読了していた。
決して評判がいいから読んでみようっていうミーハーな本の選び方はしていない。(し…していないんだから!)
朝井リョウの作品は、「正欲」「生殖記」「イン・ザ・メガチャーチ」と3年連続本屋大賞にノミネートされている。
3作の中でも完成度は『イン・ザ・メガチャーチ』が頭一つ抜けている感じがする。
本屋大賞1位と言われても納得の内容ではあるんだけど、「正欲」を読んだ時の衝撃が大きすぎて、「イン・ザ・メガチャーチ」にはそこまでがっつりはまることはできなかった。
と、思いつつも1位をとっちゃうんだから、嬉しい気持ちもあるが、1位以外の本はそんなに面白くなかったの?って思えてしまう。
ノミネート作の全体の面白さが私の中で低く見積もられてしまっているのが残念であり、がっかりなのである。
たぶんもう他のノミネート作は読まないんだろうな、という結論。
熟柿の評判も高かったが一歩およばず
「イン・ザ・メガチャーチ」と同じくらい評判が良いなという印象をもったのが「熟柿」。
こちらも読了済みである。妻が読んでみたいと言っていたのと、会社の後輩が読みたいといっていたものであるので、どんなものなのかと気になって読んでみた。
しかしこの本は私には全く刺さらなかった。
子供と生き別れた母親の物語であるが、これがあまり共感できなかった。たぶん刺さる人っていうのも限られてくるんじゃないかなという感想。
まだ「熟柿」についてはまだ記事にしていないので、そのうちおすすめ度を紹介しながら感想を書いていこうと思う。
個人的には「暁星」が1位であってほしかった
本屋大賞2026ノミネート作品を3冊読んだ私が一番推している本は「暁星」である。
安倍元首相暗殺事件を連想させる本であり、結末的には感動的な話であるので、この物語を是としてしまうのは、実際にあった事件を良しと認識してしまうような危険がある。
なので、本屋大賞という世間が注目を集める話題として、大々的におすすめするのは憚られるのかなぁと思っている。
個人的には「暁星」を一番おすすめしたい。
「暁星」についてはすでに記事にしてはいるものの、もう少し感想を書きたいなぁと思っているので、ネタバレありの感想をそのうち記事にしようかなと考えている。
本屋大賞2026の順位を見ての総評「落ち着くとこに落ち着いた」
3冊しか読んでないけど、本屋大賞2026の総評としては「落ち着くとこに落ち着いた」と思っている。
ダークホースによる逆転劇もないが、着々とキャリアを積み重ねてきた朝井リョウの一人勝ちみたいなところがあると思う。そのくらい面白い本であったと。
「イン・ザ・メガチャーチ」は、2025年の1位「カフネ」や2024年の1位「成瀬は天下を取りにいく」よりも面白いと思うし、私のおすすめ度も高い。
朝井リョウの面白さをすでに知っていて、朝井リョウ好きな私としては、もっともっと面白い作家・作品が出てくるんじゃないかと期待していただけに、少々残念な気持ちが残っている。
もう2026年のノミネート作は読まないんだろうなぁ。また新しく出た本でも読もーっと。
そんな感じのまとめかたで。
以上、mochioでした!

