MNL CITY PACKは、ELECOMから販売されているバックパックで、これまで200個以上のカバンをレビューしてきたバックパックレビューアー、リューク氏がデザイン監修を務めています。
約1年をかけて丁寧に開発され、2024年8月に予約受付が開始されると、数時間で完売するほどの人気を集めました。
今回は、このMNL CITY PACKを購入した私が、開封後の印象や実際の使用感をレビューします。

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外観
MNL CITY PACKは、シンプルで洗練されたデザインが特徴です。








- 自立性
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中に何も入れていなくても自立し、倒れません。
- 背面素材
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背中に当たる部分はメッシュではなく、滑らかな素材を採用。冬場のニットやスーツへのダメージを軽減します。
- ショルダーストラップ
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肩部分にポケットはありませんが、ミニマルな外観を保っています。
全体的に黒で統一された無駄のないデザインは、ビジネスシーンでもカジュアルな日常使いでも自然に馴染みます。
外側ポケット
外側ポケットは実用性が高く、日常の小物を整理しやすい設計です。


- 左側ポケット
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500mLのペットボトルがすっきり収まります。


- 右側ポケット
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ファスナー付きで、コンパクト財布、ワイヤレスイヤホン、スマートフォン、鍵などを収納可能。長財布は入りません。


- 背面ポケット
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両サイドからアクセスできる2つの独立したポケットがあり、大きめの書籍を入れてもバックパックのシルエットが崩れません。
メインコンパートメント






- 仕切り
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2つの仕切りがあり、一番後ろにはA4サイズのクリアファイルがぴったり収まります。


- 蓋部分
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2つのメッシュポケットを搭載。中身が完全に透けることはなく、視認性とプライバシーのバランスが取れています。
PCコンパートメント
PCコンパートメントは、ノートPCやガジェットを安全に持ち運ぶための専用スペースです。


- PCスリーブ
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15.6インチのノートPCが収納可能で、緩衝材付きで保護性が高いです。






- ガジェットポケット
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500mLペットボトルやトラックボールマウスが入るサイズで、小物を整理するのに便利です。
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MNL CITY PACKの良かったところ
数日間使用してみて、特に優れていると感じたポイントを以下にまとめます。
- 普段使い・ビジネスの両方で使えるシンプルなデザイン
- ロゴが外から見えるところになく、控えめ
- 使用用途が分からない余分なポケットがない
- メインコンパートメントがクラムシェルオープン
- フロントポケットの自由さ
- 自立する
- 安い
それぞれ解説していきます。
シンプルで汎用性の高いデザイン
MNL CITY PACKは黒を基調としたミニマルなデザインで、ビジネスとカジュアルの両方で違和感なく使えます。
角が丸みを帯びた形状も親しみやすい印象を与えます。



ON・OFF共用が魅力的!
控えめなロゴ配置
ロゴはメインコンパートメントとPCコンパートメントの内側にあり、外からは見えません。主張が少ないデザインは、匿名性を重視する人に嬉しい仕様です。


ロゴはPCコンパートメントにあります。
無駄のないポケット設計
全てのポケットに明確な用途があり、「これ何に使うの?」と思うような無駄なスペースがありません。
使う人の視点で考えられた設計です。
- 財布が入るくらいの幅のある大きさなのにマチがないので何も入らないポケット
- 小さすぎてペットボトルも折り畳み傘も入らないサイドポケット
- 無駄に広く大きなスペースなのにアクセスが難しいポケット
こんなバックパックはありませんでしたか?
MNL CITY PACKは使用者のことを大変よく考えられたポケット配置をしております。
そのため、バックパックを見た瞬間、どのポケットに何を入れるべきか・何が入るのかが分かります。



ここまで使用者のことを考えられたバックパックはあっただろうか?(いや、ない。)
クラムシェルオープンで視認性抜群
メインコンパートメントが大きく開き、内側の明るい灰色のおかげで中身が見やすいです。
荷物探しのストレスが減ります。
他のバックパックであれば、ものを探すときにカバンの奥の方へ手を突っ込み、ゴソゴソしながら目的のものを探すことがあるかもしれませんが、クラムシェルオープンの場合、カバンをガバっと開いてものを探すことができます。
フロントポケットの自由度
MNL CITY PACKにはフロントポケットに、2つおおきなポケットがあります。
そこにはキーフックがついているので鍵を収納することができますが、それ以外にも幅広い使用用途が考えられます。
- 財布
- パスケース
- タブレット
- 単行本
- 折り畳み傘
これらを収納することができます。



個人的に単行本サイズの大きな本が収納できることが重要なポイントでした。
メインコンパ―トメントに収納すると、重いためどうしても底の方に沈んでしまうため、取り出すのに苦労します。
ですが、MNL CITY PACKのフロントポケットに収納することにより、電車内でもゴソゴソすることなく、さっと本を取り出すことができることは超魅力的でした。
自立する便利さ
今記事でもレビュー用の写真を撮影するとき、バックパック内には何もいれていませんでしたが、それでも自立してくれました。
バックパックが自立することは結構重要です。
ビジネスシーンでカバンを床に置く必要があるとき、自立せずに椅子や机に立てかけたりすると、どうしてもモタモタしてしまいます。
バックパックが自立することは、その煩わしさを軽減させ、スマートにカバンを置くことができます。
コストパフォーマンスの高さ
MNL CITY PACKは2024年9月現在、19,800円で購入することができます。
MNL CITY PACK以外に筆者が購入検討していたバックパックは以下の通り、
バックパック | 金額 |
---|---|
Day Pack 3 | 34,100円 |
Aer Pro Pack 24L | 45,100円 |
Able carry daily plus | 35,200円 |
MNL CITY PACK | 19,800円 |
これらと比べると、MNL CITY PACKの価格面での良さも際立ちます。
気になるところ
次に今後気になってきてしまうであろうポイントをあげていきます。
- 汚れへの耐性
- 引き手が硬く、長時間もつことは難しい
- メインコンパートメントの背面部分へのアクセスが難しい
汚れへの耐性
外装にはCORDURA re/CORファブリックとテフロンコート加工が施されており、撥水性や耐久性はありますが、レビュー中に軽い油汚れが付着しました。
拭き取れば落ちますが、長期使用では防水・防汚スプレーの使用が推奨されます。






引き手の硬さ
MNL CITY PACKには天面と両サイドの3か所に引き手がついております。


シートベルトのような生地を使用しており、耐久性は問題ないかと感じますが、引き手が角張っているため、長時間もっていると手が痛くなるかもしれません。
満員電車で仕方がなく、引き手をもって電車に乗っているときは辛いでしょう。
対策として、持ち手カバーを後付けすると良いかもしれません。


背面部分のアクセスしづらさ
メインコンパートメントの背面部分には主に書類を入れることができます。
しかし、PCコンパートメントのガジェットをしまうポケットや、天面のポケットを使用すると、そこの部分がメインコンパートメントを圧迫します。
そのため、メインコンパートメントの背面部分のポケットへのアクセスが難しいです。


メインコンパートメント上部の圧迫したポケット部分を手でどかして、アクセスする必要があります。
メインコンペ―トメントに上からアクセスすると中のものが取りずらいため、横からアクセスするような工夫が必要です。
MNL CITY PACKはこんな人におすすめ
MNL CITY PACKは以下のニーズを持つ人に特におすすめです。
- ビジネスとカジュアルでPCを持ち歩く人
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シンプルなデザインと保護性の高いPCスリーブが役立ちます。
- 狭い場所でスムーズに荷物を取り出したい人
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クラムシェルオープンやフロントポケットの使いやすさが際立ちます。
MNL CITY PACKは、シンプルなデザイン、実用的なポケット配置、優れたコストパフォーマンスを兼ね備えたバックパックです。
ビジネスとカジュアルの両方で活躍し、使い手のことを考えた設計が光ります。
一方で、汚れへの対策や引き手の快適さには少し注意が必要ですが、総合的には非常に満足度の高い製品です。



「迷っているなら買い!」と自信を持って言える、とりあえず最高のバックパックでした。
以上!mochioでした。
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