「リアル15巻」(井上雄彦)のあらすじと感想|6年ぶりの野宮メイン巻で号泣【ネタバレあり】

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こんにちは。mochioです。

2020年11月19日、ついに「リアル」15巻が発売されました。

前巻の14巻の発売が2014年12月19日だったので、約6年も待ちました。

もー待たせすぎっすよ、井上先生!

mochio

6年ですよ、6年。
連載開始当初に読み始めた人、社会人になってる説あります。
てか私です。

僕がこの「リアル」を読み始めたのは、浪人時代、19歳の頃でした。

それからずっと追いかけている漫画で、感動する場面が本当に多く、新刊が出るたびに毎回楽しみにしています。

この記事では、ある程度のネタバレを避けながら感想を紹介していきます。

2ページ目ではガッツリネタバレしているので注意です!

それでは本文。

目次

「リアル15巻」の概要

著者井上雄彦
発売日2020年11月19日

あらすじ

「リアル」は「スラムダンク」「バガボンド」で知られる井上雄彦先生が描く、車いすバスケットボールを題材にした漫画です。
主人公は3人。

  • 戸川:バイク事故で片脚を失い、車いすバスケと出会った元陸上選手
  • 野宮:バイク事故を起こした張本人で、そのことを抱えながら生きる元バスケ部
  • 高橋:交通事故で下半身不随になった、元バスケ部のスター選手

この3人がそれぞれ違う形でバスケットと向き合い、もがきながら前に進んでいく群像劇です。

mochio

スラムダンクみたいな王道スポーツ漫画ではなく、もっと生々しくて重いです。
だからこそ刺さります。

「リアル15巻」はこんな人におすすめ!

  • 「スラムダンク」「バガボンド」を読んで井上雄彦作品が好きな人
  • 車いすバスケという題材にリアルな重みを求める人
  • すでに1〜14巻を読んでいて、野宮の今後が気になっている人
mochio

15巻はシリーズかなり終盤の巻なので、正直これから読む人は1巻から追いかけるのがおすすめです。
いきなり15巻だけ読んでも刺さりにくいと思います。

同じ井上雄彦作品つながりでは、劇場版「THE FIRST SLAM DUNK」の感想記事も書いています。
あわせてどうぞ。

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\注意!次ページからはネタバレありの感想です!/


「野宮、ついに母と事故現場へ。
戸川は安積に想いを告げる」

15巻のクライマックスは、野宮が留置所から出た後、母と二人で事故現場へ戻り「生きててくれてありがとう、終わりじゃない、ここからはじまるんだ」という趣旨の言葉を口にするシーンです。

ここ数巻(期間にすると10年くらい)ずっと野宮が救われない展開が続いていただけに、このシーンでようやく希望の兆しが見えます。

同じ巻では、戸川が安積を抱きしめ、パラリンピックの金メダルという目標を改めて宣言するシーンもあり、戸川・野宮それぞれの物語が大きく動いた1冊になっています。

戸川:安積への想いを告げるシーン

倒ドリームスを掲げ参戦したジャパンオープン。

ドリームスですら勝てない強豪、ウォリアーズとの初戦で、戸川とナガノの徹底マークにより抑え込まれ敗戦します。

ドリームスとの再戦は果たせず、ナガノはドイツへ旅立つ決意をします。

戸川は代表合宿に落選し、チームも分断、力も認めてもらえず、自分の道が分からなくなってしまいます。

そして母の命日、毎年のように墓参りに行っていた戸川は、ロンドン留学中の安積が毎年墓参りに来ていることを知ります。

少しの回想シーンのあと、戸川は安積を抱きしめ、告白ともとれる宣言をします。

自分が本当に欲しいものはパラリンピックの金メダルなんだと、目標を改めて宣言するシーンです。

mochio

フォー!ようやく安積との距離が確認できましたな!

高橋:プライドを捨てて永井に頭を下げる

約5カ月の車いすのトレーニングを終え、ボールを持つことを解禁した高橋。

しかし、ケガ前とボールの扱いが違いすぎて困惑し、しまいには車いすから倒れてしまったところを野宮に見られ、写真を撮られてしまいます。

車いすバスケが思ってたようなものでなかったために自暴自棄になり病院を抜け出しますが、不良に絡まれてしまいます。

一人でいる高橋のもとに花咲と白鳥がやってきて、白鳥が立ちあがり退院を告げます。
喜び、泣き出す高橋。

二人は高橋の頑張りをたたえます。

その後、意を改め、同じ車いすバスケのローポインターである永井に教えを請うところで終わります。

mochio

高橋って基本プライド高いキャラなので、永井に頭を下げにいくシーンはよき。

野宮:母と事故現場に戻り、ようやく前を向く

戸川のジャパンオープンに同行し、高橋がドリームスに所属していることを知る野宮。

野宮の太った姿を見た高橋から「口だけかよ」と言われてしまいます。

悔しさのあまり、公園でバスケをしている若者をボコボコにしてしまい、そのことが原因で警察に捕まり、留置所に入ります。

留置所にて中学・高校時代の高橋との回想シーンが差し込まれ、「どうして俺たちはうまくやれなかったのだろう」と、取り調べの中で過去を思い出す野宮。

留置所から出ると、母親が待っており抱きしめられます。

野宮は母親と二人で事故現場へと戻り、そこで一言。

生きててくれてありがとう、終わりじゃない、ここからはじまるんだ――そんな趣旨の言葉を、高橋が車いすから倒れている写真を見つめながら口にします。

mochio

ついに野宮巻きたか……!ってなりました。
ここ数巻ずっと野宮が救われない展開だっただけに、余計にグッときます。

リアル15巻を読んで感じたこと

  • 毎巻発売されるたびに「もうこれが最終巻でも満足」と思わされる密度の濃さに、今回も圧倒された
  • 10年越しで野宮に希望が見える巻だったので、報われた気持ちになった
  • 戸川と安積の関係が動いたことで、次の巻への期待がさらに強くなった

ネタバレとか書いてますが、絵とかセリフとか、細かい心理描写は僕の文章力では伝えることが不可能なので、絶対買って読むべきです。

僕は高橋と父親が出会う6巻くらいから毎巻泣いてるくらいの満足度です。

mochio

あー次も早く読みたい!また6年も待つのかなぁ……

以上!mochioでした!

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