こんにちは。mochioです。
ということで今回は、呉勝浩氏の「爆弾」を読みましたので、ネタバレなしでの感想と、おすすめ度について書いていきます。
#読了 爆弾
— mochio@メンタル安定 (@moch1_mochio) June 24, 2024
最初1/3は登場人物がとらえ切れられずなかなか読むテンポが悪かったけど、半分くらい読んでからは面白すぎて一瞬だった。 pic.twitter.com/1ixQKkuTVv
おすすめ度は★4.4
ハラハラさせるスリルさにページをめくるのが止まらない!
それでは本文
爆弾の概要
爆弾は、呉勝浩氏による小説で、2023年本屋大賞4位になったミステリー小説です。
本屋大賞とは・・・
「本屋大賞」は、新刊書の書店(オンライン書店も含みます)で働く書店員の投票で決定するものです。過去一年の間、書店員自身が自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票します。
https://www.hontai.or.jp/about/
本屋大賞ノミネート作品は、非常に外れが少ない印象です。
あらすじ
東京中に爆弾。怪物級ミステリ-!
自称・スズキタゴサク。
取調室に捕らわれた冴えない男が、突如「十時に爆発があります」と予言した。
直後、秋葉原の廃ビルが爆発。
爆破は三度、続くと言う。
ただの“霊感”だと嘯くタゴサクに、警視庁特殊犯係の類家は情報を引き出すべく知能戦を挑む。
炎上する東京。拡散する悪意を前に、正義は守れるか。
Amazon.co.jp
- 取り調べ室と東京都内が並行して描かれる
- 取調室では、無敵の人と警視庁の異端児が互いの心を探り当てる
- 読者を飽きさせない、スピード感ある展開
おすすめ度は★4.4
本書のおすすめ度は★4.4です。
おすすめ度は以下の基準で決めています。
- ★5
-
絶対に読め
- ★4
-
優先的に読め
- ★3
-
時間があれば読め
- ★2
-
読まなくてもよい
- ★1
-
時間の無駄
私の主観で考えているため、面白い本が★5とは限りません。
人が死ぬ描写のある作品は苦手なので、面白くても★は低くなってしまいます。
いやー面白かった!これはすごくおすすめ!
爆弾の場所を言い当てるスズキタゴサクと、警視庁の異端児、類家の取調室での探りあいが、まるでデスノートを読んでいるかのような心理戦で読みごたえがありました。
「爆弾なんか爆発してしまえ」正義と悪について考えさせられる
正義とは何なのか、自分の関係ないところの悪は悪なのか、いろんなことを考えさせられる作品です。
爆発してしまう爆弾を見つけ出して、止めるというありきたりな流れだけでは終わらない、メッセージ性の高さを感じさせられます。
登場人物が多いのがちょっと難点
本書の難点としては、警視庁の登場人物が多いことです。
それぞれのキャラの掘り下げが少ないため、本作の序盤は読むことに苦労します。
しかし、そこを超えれば一気に読むスピードが加速します。
それほどハラハラさせるスリルを味わうことができます。
爆弾はAudibleでも聞ける!
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以上!mochioでした!
【追記】次作「爆弾2 法廷占拠 」も読みました!
爆弾を読み終えた方は、次作の「爆弾2 法廷占拠」もおすすめです。
次の作品でもスズキタゴサクが登場し、テロリスト vs. 警察の闘いを翻弄していきます!