こんにちは。mochioです。
アメトーークでも話題になった君のクイズってどんな内容なんだろう?
おすすめかどうかをネタバレを回避しながら知りたい!
こんなことを考えている人へおすすめの記事です。
今回は、2023年本屋大賞6位の作品「君のクイズ」を読みましたので
- 本の内容
- 本の感想
- おすすめ度
- ちょっとだけネタバレ
を書いていきます。
★2.7
序盤で展開が読めてしまって、裏切られることもなく終わってしまった・・・
それでは本文
「君のクイズ」の内容
「君のクイズ」は小川哲さんのクイズを題材としたエンタメ作品です。
問題が読まれていないのにクイズに正解したという、不思議なことが起こることから始まるミステリー色もある物語です。
「君のクイズ」受賞内容
- 本屋大賞2023年ノミネート 6位
- 76回日本推理作家協会賞[長編および連作短編集部門]受賞
- ミステリマガジン『ミステリが読みたい! 2024年版』 (早川書房)国内篇 2位
- 『このミステリーがすごい! 2024年版』(宝島社)国内編 7位
- 累計15万部
2023年4月20日放送の、アメトーーク「読書芸人2023」年でも紹介されたことで話題になった作品です。
『君のクイズ』は、伊坂幸太郎さん、佐久間宣行さん、新川帆立さん、山上大喜さんなどこれまで多くの著名人や書評家の方が推してくださいました。また、『王様のブランチ』、朝日新聞、読売新聞など各メディアでも多数紹介され、話題を集めています。
貼り付け元 <https://publications.asahi.com/news/1850.html>
メディアや著名人からの紹介も多数あります。
あらすじ
生放送のTV番組「Q-1グランプリ」決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たすという不可解な事態をいぶかしむ。
一体なぜ、本庄は正解できたのか? 三島は真相を解明しようと、本庄について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返っていく。
著者情報
プロフィール
氏名 | 小川哲 (おがわ さとし) |
生年月日 | 1986年12月25日 |
出身 | 千葉県千葉市 |
現住所 | 東京都在住 |
学歴 | 東京大学大学院 総合文化研究科博士課程退学 |
職業 | 小説家 |
デビュー作 | 2015年『ユートロニカのこちら側』(ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉受賞) |
主な経歴
2015年 | 『ユートロニカのこちら側』(ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉受賞)でデビュー |
2017年 | 『ゲームの王国』(第38回日本SF大賞、第31回山本周五郎賞受賞) |
2019年 | 『嘘と正典』(直木賞候補作) |
2021年 | 『地図と拳』(第168回直木賞、第13回山田風太郎賞受賞) |
2022年 | 『君のクイズ』(第76回日本推理作家協会賞受賞) |
主な作品
- SF小説
-
ユートロニカのこちら側
ゲームの王国
地図と拳 - ミステリー小説:
-
嘘と正典
君のクイズ - その他
-
君が手にするはずだった黄金について
おすすめ度★2.7
「君のクイズ」のおすすめ度は★2.7です。
おすすめ度は以下の基準で決めています。
- ★5
-
絶対に読め
- ★4
-
優先的に読め
- ★3
-
時間があれば読め
- ★2
-
読まなくてもよい
- ★1
-
時間の無駄
私の主観で考えているため、面白い本が★5とは限りません。
人が死ぬ描写のある作品は苦手なので、面白くても★は低くなってしまいます。
この本は、アメトーークで紹介されていたこともあり、気になって読みました。
2時間で読み終わることができました。
本書は謎から始まりで、読み進めていくうえで、どんどんと謎が解かれていく作品です。
しかし、私は1/4の段階で、終わりが読めてしまい、そのまま物語は終了したイメージでした。
ミステリーというとちょっと浅すぎる気がするし、人間模様のドラマとみて読んでも少し浅い気がしました。
本書のおすすめポイントとしては、「競技クイズ」について詳しく知ることができるというところです。
テレビを見ると、異次元のタイミングで早押しをするクイズプレーヤーがいますが、そのような天才に見えるような人々がどんなことを考えてクイズに取り組んでいるのか知ることができます。
クイズの作問・回答のノウハウがあるからこそ、できた作品だと思います。
著者の参考文献には、「Quizknock」の動画や、クイズプレーヤーを参考にしていたことからも、クイズに対する深い取材をしていたことが伺えました。
面白すぎる!! 驚くべき謎を解くミステリーとしても最高だし、こんなに興奮する小説に出会ったのも久しぶり。
Amazon「君のクイズ」より
頼まれてもいないのに「推薦コメントを書かせて!」とお願いしてしまいました。
小川哲さん、ほんとすごいな。
――伊坂幸太郎氏
一度本を開いたらもう終わりだ。面白すぎてそのまま読み切ってしまった。
熱くて、ワクワクして、予想もつかない感動が襲ってくる。
ミステリーでも、バトルものでも、人生ドラマでもある。
でもそれだけじゃない。ジャンルはたぶん「面白い小説」だ。
――佐久間宣行氏
伊坂さん、佐久間さんのコメントはちょっと大げさな気がする・・・
書籍情報
書名 | 君のクイズ |
著者 | 小川哲 |
出版社 | 朝日新聞出版 |
出版日 | 2022年10月7日 |
ページ数 | 192ページ |
【開くな!】ネタバレ「なぜ問題を読まれる前にこたえることができたのか」
手っ取り早く内容を知りたい方へのネタバレします。
この本を読んでみたいという人はこれより先は、読まないでください
「なぜ問題を読まれる前にこたえることができたのか」(タップ・クリックで開く)
- プロデューサーは、生放送のクイズ番組のため必ず回答できる問題を出題しなくてはならなかった
- そこでプロデューサーは、回答者の過去に関わる内容を出題した
- 回答者はこれまで出題されていたクイズは、過去に関わる内容ということに気づいていた
- 回答者は過去にクイズでトラウマになった出来事が出題されると予想していた
- 回答者は問題を読み上げる人の口元を見て出題を判断した
まさに、タイトル通り「君のクイズ」という内容でした