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【読書レビュー】そして誰もゆとらなくなったのあらすじと感想

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こんにちは。mochioです。

朝井リョウの「そして誰もゆとらなくなった」を読みましたので、感想を書いていきます。

目次

「そして誰もゆとらなくなった」のあらすじ・概要

そして誰もゆとらなくなったは、朝井リョウ氏が書いたエッセイ集です。

著者 朝井リョウについて

  • 1989年5月31日生まれ、岐阜県出身
  • 早稲田大学在学中の20歳で小説すばる新人賞を獲得しデビュー
  • 23歳時に小説「何者」で直木賞を受賞
  • 小説「何者」「正欲」は映画化

されたゆとり教育を受けた世代(ゆとり世代)をアピールした作家となっております。

「正欲」を読んだ感想も記事にしておりますので、ぜひとも読んでみてください。

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「そして誰もゆとらなくなった」の内容・あらすじ

「そして誰もゆとらなくなった」は、著者 朝井リョウによるエッセイ集となっております。

の3部作となっており、「そして誰もゆとらなくなった」は最終作となっております。

あらすじは、ゆとり世代の著者の体験談がベースとして語られております。

前作の話を引用されている部分はありますが、前作を知らなくても問題なく読むことができます。

現に私も3部作目から読み始めましたが、全く問題ありませんでした。

「そして誰もゆとらなくなった」の感想

ページ数は317ページ。半日くらいで読了しました。

頭を空っぽにして楽しめる作品でしたので、読み進めるのも苦痛ではありません。

そしてなによりもくだらなくて面白い内容でした。

著者本人も、さくらももこ先生のエッセイのようなただただ楽しい気持ちになれるようなエッセイを書きたいと書いてあるくらいですのでとても面白かったです。

私は朝井リョウさんの「何者」や「正欲」を読んでいましたので、朝井リョウさんには、多様性や社会の問題に対する洞察やその中の人の機微を描いている作品を書いている作家さんという印象でした。

そんな社会派の著者が書く「結婚式の余興について全力で考える」であったり、「お腹が弱いのでしょっちゅうトイレに行くエピソード」等で、著者の人間らしさ・くだらなさをみることができます。

どの章でも思わず笑ってしまうことが多い本でした。

「そして誰もゆとらなくなった」の気に入った箇所

個人的に気に入った箇所を紹介すると、著者がなんでそんなに面白いエピソードがあるのか尋ねられた場面で、

おもしろいというのは私にとって、様々な邪念が一切入ってこないくらい、素直に、そして真剣に生きているときに滲み出る”おかしみ”のことなのだ。そのおかしみは、隙、と表現することもできる

そして誰もゆとらなくなった

という内容が気にいった箇所でした。

なるほど真剣に生きているからこそできる隙こそが面白さなのかと、はたと気づかされました。

面白いことを探すのではなく、真剣に行動していれば面白くなるってことですね。

mochio

私も面白エピソードを見つけるために、真剣に行動しよう

そう思った私でした。

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この記事を書いた人

mochioのアバター mochio 社会人ブロガー

国公立の大学院修了後、町の工場へ就職した30歳の社会人。
大学での研究生活が縛りに縛られていたため、社会人になってからは興味を持ったものにはすぐに飛びつくようなる。
現在はサウナと読書が生きがい。
当ブログは、日常にあるものをちょこちょことレビューしていくブログです。

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