こんにちは。mochioです。
合格率20%程度の難関試験で、正直自信がなく途中で挫折しかけたのですが、何とか乗り越えられました。
「超うれしい!」とXで投稿した通り(2023年10月18日)、本当に感慨深いです。
あんまり自信なくて、挫折しかけたけど、QC検定2級受かりました!
— mochio@ ブログ4年目📝 (@moch1_mochio) October 18, 2023
合格率20%ちょいのなか、合格できたのは超うれしい!
今回は、私がQC検定2級に合格した体験談と、おすすめの勉強法・教材を紹介します。
品質管理の資格を目指す方の参考になれば幸いです。
\QC検定3級の独学が厳しい方には/
QC検定とは、品質管理の基本的な知識を問う筆記試験
QC検定は、品質管理の知識を測る筆記試験です。
メーカーを中心に、品質管理に関する理解度を問うもので、年2回(3月と9月)に実施されます。
1級から4級までの4段階があり、企業人や学生のキャリアアップをサポートする資格として知られています。
合格すれば、品質管理の知識を公式に証明できます。
QC検定2級のレベルと難易度
QC検定2級は、品質管理の基本知識を問う試験で、リーダーやスタッフ向けのレベルです。
職場で発生する品質問題をQC七つ道具や新QC七つ道具といった統計的手法で解決し、管理・改善活動を主導できる能力が求められます。
合格率は例年20~40%程度で、難易度は「やや難しい」に分類される資格です。
試験会場は公表されておらず、受検票で通知されます。
QC検定2級の内容は「手法」と「実践」の2分野
QC検定の内容は「手法分野」と「実践分野」の2種類に分かれていて、
それぞれ50%以上の正答率と、総合で70%以上の正答率で合格になります。
- QC 的ものの見方・考え方
- 品質の概念
- 管理の方法
- 品質保証:新製品開発【定義と基本的な考え方】
- 品質保証:プロセス保証【定義と基本的な考え方】
- 品質経営の要素:方針管理
- 品質経営の要素:機能別管理【言葉として】
- 品質経営の要素:日常管理
- 品質経営の要素:標準化【定義と基本的な考え方】
- 品質経営の要素:小集団活動
- 品質経営の要素:人材育成【定義と基本的な考え方】
- 品質経営の要素:診断・監査【定義と基本的な考え方】
- 品質経営の要素:品質マネジメントシステム【定義と基本的な考え方】
- 倫理・社会的責任【言葉として】
- 品質管理周辺の実践活動【言葉として】
手法分野は、電卓を使った計算問題が中心で、おおよそ大学1,2年生の統計分野が内容です。
実践分野は企業活動における品質に関する語句の問題がメインとなっています。
QC検定2級いきなり合格した筆者の状況は・・・・

2023年9月 第36回 QC検定2級に合格した僕の状況を紹介します。
QC検定はこれまで3級は受けておらず、いきなり2級の受験でした。
いきなり2級を受けた理由は、3級の参考書をパラパラめくった時に、暗記科目が多く、勉強時間を確保すればできそうという印象を持ったからです。
どうせやるのであれば、多少の負荷をかけて身になることをしたいと思ったので、いきなり2級を受けました。
私の会社でも多くの人が受けましたが、合格したのは20%程度。
そのなかで合格するというのは優越感が半端なかったです。
勉強の途中で挫折しかけたこともありました
実際に勉強してみると、その内容の難しさ、理解のしづらさから挫折してしまいそうになりました。
以下の記事で詳しく述べています。

QC検定2級を受験したときの正答率は7割でギリギリ合格!
2023年9月の第36回試験で合格した際の正答率は以下の通りです(自己採点のため概算)
- 手法分野 5~6割
- 実践分野 9割以上
- 合計:7割以上
テスト時に回答をメモしていなかったので、ざっくりとした自己採点結果になっています。
QC検定2級に合格したときの勉強時間は50~100時間くらいでした。
QC検定2級に必要な勉強時間は、いろんなサイトを調べてみてもまちまちで、大体100~200時間くらいの勉強時間です。
私の場合、1日0時間~3時間くらいを3か月続けましたので、おそらく50~100時間くらいの勉強時間で合格できました。
QC検定2級合格のための勉強法ポイント

私がQC検定2級に合格した経験から、効率的な勉強法のポイントを3つ挙げます。
- テキスト・過去問で出題範囲の把握
- 優先順位を決める
- 参考書・教材を慎重に選ぶ
それぞれ解説していきます。
1. テキスト・過去問で出題範囲の把握
QC検定2級に限らず、どの資格試験でも大事なのは、テキストと過去問で「自分の立ち位置」を知ること。
試験に必要な知識量と現在の実力を把握し、合格までの道のりを逆算します。
私は過去問を最初にざっと見て、「統計が鬼門」「実践分野は暗記で稼げる」と判断しました。
2. 優先順位を決める
次に、勉強の優先順位を決めます。
私の場合、統計の「手法分野」が必須だと分かったので時間を多めに割きました。
ただし、勉強を続けていてもどうしても苦手意識が強かったため、実践分野の暗記で高得点を狙う戦略に。
「全部均等に」ではなく、得意分野を伸ばし、苦手は後回しにする割り切りが功を奏しました。
3. 参考書や教材の選び方
QC検定2級では教材選びが重要です。
本屋で参考書を手に取ったものの、統計分野は「記号だらけで酔う」状態。
実際に中身を確認して、自分に合うものを選ぶのがおすすめです。
次章で私が使った教材を具体的に紹介します。
おすすめ教材と評価

私がQC検定2級の勉強で実際に使った教材と、その評価をまとめました。
- 必須教材
-
過去問題で学ぶQC検定2級
- 実践分野で推奨
-
ユーキャンのQC検定2級 30日で完成! 合格テキスト&問題集
- 統計初心者に
-
完全独習統計学入門
- 手法分野で必須
-
YouTube『データサイエンスLab.』
- 手法分野で推奨
-
YouTube『Prof. BrowのQCサロン』
- 模擬問題に
-
『QCとらのまき』
それぞれ解説していきます。
必須 : 過去問題で学ぶQC検定2級

最初に欠かせないのが過去問です。
約4,000円とやや高額ですが、これがなければ勉強は始まりません。
試験直前の練習はもちろん、初心者が自分の実力と目標とのギャップを把握するのにも必須です。
実践分野で推奨 :ユーキャンのQC検定2級 30日で完成! 合格テキスト&問題集

実践分野の暗記用に購入。
テキストと問題集がセットでお得感はありますが、統計の攻略には不向き。
問題量も少ないのでメインにはできませんが、実践分野では過去問と併せて9割を取れたので、暗記用としては優秀です。
統計が初めての人には : 完全独習統計学入門

QC検定受けようと思ってるんだけど、これまで統計なんてやったことなかったよ・・・
こんな人には「完全独習 統計学入門」をおすすめします。
私もこれまで統計学なんて全く触ったことがありませんでした。
「標準偏差?何それ?」という私のような統計初心者向け。
記号アレルギーを克服する入り口として最適で、この本のおかげで以降の教材が理解しやすくなりました。
勉強の中で一番役立った一冊です。
手法分野で必須 : データサイエンスLab.
統計分野を単元ごとに解説するYouTubeチャンネル。
電卓の使い方まで教えてくれるのがありがたく、一通り視聴をおすすめします。
手法分野で推奨 : Prof. BrowのQCサロン
『データサイエンスLab.』よりイメージしやすい解説が特徴。
統計が苦手で「もっと簡単に!」と思う方にぴったりです。
手法分野で推奨 : QCプラネッツ


QC検定2級の内容を整理して解説するブログ。「QCプラネッツ」
「この問題はこう解く!」が分かる貴重なサイトで、眺めている時間が一番長かったかも。
著者のYouTubeもありますが、動画であれば先述の2チャンネルの方が分かりやすかったです。
模擬問題に:『QCとらのまき』


最後に紹介するのは、「QCとらのまき」というサイトです。
過去問以外の模擬問題を豊富に掲載するサイト。
私は、時間不足で活用しきれませんでしたが、使いこなせば得点アップにつながると思います。
まとめ:QC検定2級合格の鍵


以上が、私がQC検定2級合格に役立てた教材と勉強法です。
合格の鍵は、統計学が中心の「手法分野」の攻略にあります。
ここでの得点が合否を分けます。
一方、暗記が主な「実践分野」は満点近く取れるレベルまで仕上げるのが理想です。
合格率20%前後の難関資格だけに、効率的な勉強が必須。



みなさんも上にあげた教材で効率よく勉強して合格することで優越感に浸っちゃいましょう。
\QC検定3級の独学が厳しい方には/
以上!mochioでした!