こんにちは。mochioです。
読了しました。「人生を変えるサウナ術 なぜ、一流の経営者はサウナに行くのか?」
今回はこちらの本の書評となります。
以前読んだ【医者が教えるサウナの教科書】では、医学的な観点から、ととのう方法やととのう効果について書かれていた内容です。
内容が異なっているので注意が必要です。
では、内容をさらっとまとめていきます。
サウナブームが起きたのは正しいサウナの入り方が広まったから
なぜ、いまサウナブームが起きているのか?
それはサウナのイメージが変化したことが挙げられています。
サウナに入ったことがないという人はいないはずです。
初めてサウナに入った人は「熱い」「苦しい」「つらい」というイメージがあるため、なんとなくサウナについてよいイメージがなかったのです。
ところが近年「正しいサウナの入り方」が定着してきました。
こうしてサウナの入り方が定着し、「サウナ→水風呂→外気浴」の流れが明確化され、もっと気持ちいいサウナの入り方を追求し、他人に伝えるように広がったのです。
もともと、「熱い」「苦しい」「つらい」という負のイメージがあった分、その反動が払しょくされて、現在のサウナブームができたと考えられます。
サウナに入ることで得られる効果
本書ではサウナの効果として大きく分けて4つ「フィジカル」「メンタル」「ソーシャル」の効果があると紹介されています。
サウナの効果「フィジカル」
サウナで得られるフィジカル(身体)的な効果は以下の通り
- 運動後のような爽快感が得られる
- 良質な睡眠がとれる
- 味覚が研ぎ澄まされごはんがおいしくなる
- 免疫力が高まり、風を引きづらくなる
- 心臓病やアルツハイマーのリスクが減る
サウナの効果「メンタル」
サウナで得られるメンタル(精神)的な効果は以下の通り
- 自律神経が鍛えられ、メンタルが安定する
- 幸福を感じやすくなる
- スマホなどの情報から離れられる
サウナの効果「ソーシャル」
サウナで得られるソーシャル(社会)的な効果は以下の通り
- 人と親密なコミュニケーションが取れる
- 職場でも家でもない第3の場所となりえる
- サウナのコミュニティが持てる
サウナの効果「その他」は「モテる」こと
サウナの効果として最後は「モテる」が紹介されています。
サウナに入ると肌のツヤがよくなる。というのは、おそらくサウナを習慣的に入っていない人でも察することだと思います。
肌がよくなるだけではなく、モテる理由としてはこういう論理です。
- 体の調子がよくなる
- メンタルが安定する
- ストレスが減り、幸せを感じやすくなる
- ポジティブな人になる
- 自身のある人・余裕のある人になる
- モテる
と、いうわけだ。
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こうもうまくいくとは限らんぞ。(サウナ歴2年の僕がいう)
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本書でおすすめするサウナの入り方
本書で紹介されているサウナの入り方をいくつか紹介します。
サウナ→水風呂→外気浴が1セット。それを3セットこなす
サウナ→水風呂→外気浴が1セット。それを3セットこなす
これは、サウナの入り方としては基本ですね。
サウナと水風呂で交感神経を活性化させ、外気浴で副交感神経を活性化させます。
交感神経と副交感神経のバランスがととのうため、それがきもちいい「ととのう」状態となります。
サウナ室では自分のペースで、水分補給をわすれない
サウナ室では無理をしないこと。
「隣の人のほうが先に入ったからその人よりも長い時間入らなきゃ。」
こんなことを考えてはいけません。
自分の体の調子をきちんと見極め、つらいと思うより前にサウナ室から出ましょう。
そして、サウナ室では大量の汗をかいていることを忘れず、水分補給をこまめに取りましょう。
ロウリュウ・アウフグースを楽しむ
サウナの基本「サウナ→水風呂→外気浴」に慣れてきたら、ロウリュウ・アウフグースを楽しむのもありです。
ロウリュとは、ストーブで熱せられたサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させることをいいます。
アウフグースは、熱波師と呼ばれる方がサウナ室の中でタオルなどをあおぎ、サウナ室内のひとに熱風を送るサービスのことです。
アウフグースはエンタメ色が強くなっているので、サウナ室で楽しむ要素の一つになりつつあります。
水風呂の入り方
本書で紹介されている水風呂の入り方は
- 温度の羽衣をまとうと水風呂は冷たくない
- 水風呂は漬からずに浮くとよい
- 水が冷たくて入れない場合は、手を水風呂から出せ
という内容になっています。
温度の羽衣とは?
温度の羽衣とは、サウナで熱せられて40度近くある皮膚表面の温度と、水風呂の16度の間にできる中間の層のことです。
温度の羽衣があると、水風呂が冷たく感じづらくなります。
温度の羽衣ができるまで、30秒から1分くらい水風呂につかる必要があるので、それまでは我慢が必要です。
外気浴の楽しみ方
「外気浴こそがサウナのメインだ」と筆者は伝えています。
サウナで熱い思いをしたのも、水風呂で冷たい思いをしたのもすべては外気浴のためなのです。
外気浴の楽しみ方は、外気浴は固く絞ったタオルで体を拭いてから座り、体の表面をなぞる風を感じることだといいます。
外気浴の時間は心置きなく、またサウナに入りたいと思うまで十分時間を取ってよいです。
自分の「きもちいい」という感覚に身を任せるのがよいでしょう。
海外のサウナ事情
この章では、海外ではどのようにサウナを楽しんでいるのかを紹介してくれます。
- サウナ発祥の地 フィンランド
- 温泉大国 ドイツのサウナ
- サウナグッズが豊富なエストニア
- スイスのホテルサウナ
- アメリカ ニューヨークのサウナ
についてそれぞれ紹介をしています。
個人的には本場 フィンランドのサウナが気になりますね。
経営者がサウナを好む理由「よけいなことをそぎ落とす」
さてここからが本書のタイトルにもあった経営者がサウナを好む理由について書かれています。
それは、「サウナでアイデアが生まれる」からということ。
ビジネスパーソンは、サウナに入る前はいろんなことが脳内を渦巻いています。
人間関係
仕事上の問題について
あれやこれやと考えることがいっぱいの状態です。
しかし、サウナに入ると日頃後回しにされがちな「重要度が高く緊急性の低いもの」だけが頭の中に残り、じっくりと考えることができるのです。
サウナに入ることで頭の中がリセットされて、日常の中で隅に追いやられていた潜在的な思考が、「アイデア」や「インスピレーション」として現れます。
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僕も2年近くサウナに入っていますが、これについてはとても共感します。
なぜか、ついつい外気浴中って人生について考えてしまうんですよね。
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これからのサウナはどうなるのか?
さて、ここまでさんざんとサウナについて語ってきましたが、これからのサウナ業界がどうなるかについて述べてこの本は締めくくられています。
「サウナ×〇〇」が今後増えていく
本書ではこれからはサウナ単体ではなく、サウナプラス何かを掛け合わせたものが登場すると語られています。
サウナ×企業
サウナ×観光
サウナ×旅
とまぁ、サウナとなにかをリンクさせることが今後起こっていくそう。
最後に 人生を変えるサウナ術の書評
最後に、人生を変えるサウナ術の書評を書いていきます。
ひとことで言うと、「まぁ、そうだよね」といった内容。
ある程度サウナに入った人が読むと当たり前と感じるような内容です。
逆に言うと、これからサウナに入ってみたい。サウナブームに乗り遅れた感がある。
っていう人にはおすすめの本だと思います。
個人的に一番良かった点
個人的に一番良かった点は、筆者が「サウナのメインは外気浴だ」と述べていたことです。
以前藤森慎吾のYoutubeで、「水風呂こそサウナだ」と語っていました。
僕は「いやいや外気浴でしょ。」と思っていたので、ちょっと納得いかなかったんです。
でも、この本には「外気浴こそメイン」と書かれていたので、少し安心しました。
と、まぁこんな感じ。
以上!mochioでした!