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大学院は忙しいのか?俺たち天下のゆとりーマンの動画をもとに解説します

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こんにちは。mochioです。

最近、俺たち天下のゆとりーマンというyoutuberのチャンネルを知りました。

俺たち天下のゆとりーマンとはチャンネル登録者数34万人のYoutuberです。
配信内容は主に、ブラック企業といった社会の一場面を切り取ったあるあるネタを4人で演じているチャンネルです。

そのなかで「とある理系大学院に進学したら忙しすぎて闇だった」を見て、
理系大学院を卒業した身でもある僕が共感できる部分が多々あったので、紹介していきたいと思います。

大学院に進学しようと考えている方に、大学院に進学した場合、どんなことが待っているのか想像しやすくなると思います。

では本文

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目次

俺たち天下のゆとりーマン【とある理系大学院に進学したら忙しすぎて闇だった】の内容

この動画の冒頭では、研究室の教員であろう人が冒頭にこう述べます。

皆さん大学卒業おめでとう。4年間お疲れさまでした。
これから皆さんは大学院生としてこれまでより更に質の高い研究に打ち込むことになります。
が、2年と短い期間で成果を出さなければならないので、休んでいる暇なんかありません。
ですから皆さんの春休みは今日で終わりです。

という内容で学生が驚いた状況から始まります。

①授業と研究で忙しい

大学院に入学すると、改めて単位の取得のために授業を受けることになり、
課題もあるので、研究との両立は難しいという内容です。

②ゼミの準備が大変

文献購読という名前で紹介されていますが、
これは自分の研究に関する論文を読み、その内容をスライドにまとめ発表するという内容です。研究の世界では英語があたりまえなので、論文は英語です。
それに重ねてこの動画では、研究の進捗状況の発表も課されております。

③雑用が大量に降ってくる

研究・授業の他に、研究室HPの更新、授業のTA(teaching assistant : 指導教員の授業の補佐)ゼミの合宿の計画・宿の手配と雑用が降りかかってきます。

④インターンに行かせてもらえない

研究室のボスに、「研究が将来に一番有用である言われ」インターンに行かせてもらえないことが紹介されています。

⑤就活させてもらえない

最後に研究室のボスに「博士課程の道だってあるんだから、研究をしろ」と言われ、就活さえもさせてもらえないという内容が紹介されています。

動画の最後には

本動画の最後には、主人公の学生が2週間ほど学校に来てないということで、
他の学生に主人公の研究を引き継がせるという内容で締めくくられております。

以上がこの動画の内容になっております。
では実際、僕が入学した大学院・研究室はどうだったのか紹介していきます。

僕が入学した大学院・研究室の内容

僕の入学した大学院は地方の国公立大学院であり、
大学生のころとは違う生物系の研究室に入りました。

そんな僕の大学院生活を、天下のゆとりーまんの動画の内容に合わせて紹介していきます。

①授業と研究で忙しい→意外と研究に集中できた。

授業と研究で忙しいと言いますが、大学院に入学した半年くらいで研究以外の単位をとれるようにスケジュールを組んだので、半年だけ頑張れば残りの1年半は研究に集中できるようにしました。

その学科の特徴だったのかもしれませんが、授業の内容も大学の授業からは比較にならないほどやさしく、課題も論文を読んでレポートを書いてくればOKみたいな優しい授業でした。

②ゼミの準備が大変→確かにそう。内容の理解度を上げなければならない

僕の研究室でも論文購読はありましたし、研究の進捗状況の発表もあります。
その準備は確かに大変です。

なによりもその論文であっても、研究であっても一番理解しなければいけないのは、研究室の先生でも、先輩でもなく、自分であるということです。

論文の購読にしろ、自分の研究にしろ、発表したら先生たちに質問攻めにあいます。
発表時間が20分で質問時間が1時間なんてことがざらにあります。
そして質問に答えられないと、さらになんでわからないの?と責められます。
僕ら学生の間ではその時間は「公開処刑」と呼ばれていました。

1つの論文や研究を発表するにしても、きちんと説明でき、先生たちの質問に対応できるくらいの理解度を得るためには、
論文は10~20本くらい熟読しないとならないのです。そのためゼミの準備が大変なのです。

③雑用が大量に降ってくる→そんなにない

ここで紹介しているのは、研究室HPの更新、授業のTA(teaching assistant : 指導教員の授業の補佐をする)ゼミの合宿の計画・宿の手配でしたが、僕の研究室では授業のTAのみやりました。

TAといっても講義をするわけではなく、学生実験のスタッフとしてやりました。

学部生たちが授業で簡単な実験をする中で、先生1人では何十人もの学生に目を配れないので、目を増やすという理由で呼ばれました。

学生は基本、先生の話を聞いていないので、実験中に危険な操作を行わないように、見張って注意をしたりします。

TAはアルバイト扱いになるので、TA代で焼肉いったりできました。

TAだけならお金ももらえるし、学生とたわいもない話もできるため、研究のちょっとした息抜きになります。

④⑤ インターン・就活をさせてもらえない→就活に関しては完全に放任

これは研究室の方針にもよると思います。
良い企業に就職できる研究室なら、学生に人気な研究室となるからです。

就活に理解度がある研究室はあらかじめ調べておくとよいでしょう。

僕の研究室は就職活動に関してはほったらかしです。

何日から何日まで就職活動しまーすって言っておけば干渉されませんでした。

逆に研究室に行ってしまうと実験や研究をさせられてしまうため、エントリーシートを書いたりなどはほぼ自宅でやっており、
学校に行かないようにしていました。

もちろん、動画で紹介されているような、研究さえやればよい。就活はさせないという研究室もあります。

そこの学生はなんとか研究をやり続けながら、あいまあいまに就職活動をしていました。
ということで、就職活動主体の生活をさせてくれない研究室があることも事実なんです。

大学院の研究室で一番つらいのは指導教員と性格的に合わないこと

動画で出演している教員は、学生に高圧的で怒鳴り・プレッシャーを与えるような人でした。

僕が所属している学科は20以上研究室があったと思いますが、高圧的な人はいませんでした。

そのかわり、研究室の教員は陰圧的なひとばかりです。
陰圧的というのは、ネチネチネチネチずーーーーーっと同じことを繰り返し攻めてくるような感じです。
高圧的な感じに怒られるというのは、心を殴られる感じですが、
陰圧的に怒られるというのは心をやすりで、削られていく感じです。

そのため、病んで学校を辞めていくという人も、学科に1人くらいはでてきます。

僕が教員に言われた例をあげるとしたら。

「こんなことも分からないの?」
「僕は別にいいけど、ほかの人はどう思うんだろうねぇ」
「君のそういうところほんとダメだと思うよ」
「なんで○○をやってこなかったの?」

こんなことを顔を合わせるたびに言われるものでしたから、精神的に病んでしまいました。毎日毎日言われます。

ガツンと一発言われればいいのですが、アカハラ・パワハラのことも気にしているのでしょう。
教員は学生を教育するのではなく、あくまで研究者なので、対人関係に弱い人が多いと思います。

もちろん、人格的に素晴らしい人もいますよ!
そういう人のいる研究室を選べるとしたらあなたは幸せ者ですよ。

最後に

僕は正直大学院に行ってもいい人ってほんの一握りだと思います。
それでも大学院に行きたいって方は、よーく考えることをおすすめします。
大学院の20代の中の貴重な2年間ですので、後悔しないような選択や過ごし方をしてくださいね。

以上!mochioでした!

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