2020年10月に1記事目を投稿した当ブログも丸5年経ち、6年目を迎えることになった。
この記事では、ブログ運営6年目になった筆者の生の感想について書いていく。
先に断っておくが、ブロガーあるあるのPVがどれだけいったとか、収益がどれだけいったかという報告の記事ではない。
あくまでブログを5年間運営した結果考えたことについて述べていく。
ブログ運営6年目にはなったが、記事数でいうと270記事程度の投稿数であるので、果たして5年間ブログを運営したか?と問われると、イエスとは言えない。
どちらかというと、サーバー代をきっちり5年分払って、このブログを5年間閉鎖させなかったといった意味合いの方が大きい。
ということで投稿量はさておいて、5年間ブログと向き合ったという意味でこの記事を読んでもらえたら私は嬉しい。
書けないものは書けない
毎年、今年1年の抱負として質より量をこなそうと考えている。
毎日投稿とまではいかないけど、月10本記事を投稿しよう!なんて毎年のように思ってきた。
投稿できた試しはほとんどない。月に10本なんて書くのは難しい。
私は普通の会社員なので、記事を書くのは寝る前の2時間くらいの時間だ。
1日の疲れがたまった状態でブログを書こうとするのはなかなかハードルが高い。
20代のころであれば、日をまたいでブログを書いてても生きてこれたけど、30代を超えてきて、24時になったら寝なきゃ!とすぐに布団に入ってしまう。
それだけ疲れを溜めるのが怖くなっているのだ。
SEOについて考えるのは疲れる
たぶんこの記事も「ブログ 5年」という検索キーワードで検索上位表示をさせるために書くとしたら、 こんなことを記事に盛り込むべきである。
- 5年間のPV数・収益
- 5年続けられた理由とコツ
- 5年続けることで得られたスキル
- これからブログを始める人へのアドバイス
たぶんだけどこんなことを記事に盛り込めば、上位表示が見込まれるのではないか。
というか今AIに聞いたら同じような回答がでてきて、私の考えは的をある程度得ていると実感しているところでもある。
だが私は今、そのようなことは書かない。
めんどくさいし、もう既に誰かが書いてあるようなことを、私がもう一度書いたってつまらないだろうという気持ちである。
それにキーワードをもとに記事を書くという作業が、書いているというよりも書かされている感覚に近く、書いていて楽しくないのである。
まとめ記事に意味を見出せなくなる
最近のブログ記事の傾向っていうのが「ブログ=調べて、まとめて、書き上げる 」ものだと思っている。
「おすすめの〇〇何選!」とか「買ってよかった○○!」 とか調べればでてくるようなものをまとめるのがブログ記事としてよく見かける。
私も同じような記事を書くこともあるのだが、調べて、まとめて、書き上げる作業に意味を見出せなくなっていた。
理由は察しの通り、AIの登場である。私がブログを始めた当初2020年には生成AIは登場していなかったが、ここ数年でその存在感がめちゃくちゃ上がってきている。
たとえば、
「モバイルバッテリーが欲しいんだけど、大手各社のモバイルバッテリーの特徴を挙げて比較してみて」
なんて生成AIに聞けば、すぐに分かりやすい文章で返してくれるのだ。
僕がいままでやってきたことってなんだろう?
モバイルバッテリーについての記事を書いていた私にとって、生成AIの誕生は、ブログを書くきっかけを失った一つでもある。
AIで瞬時にできることを、人間が必死に何時間もかけてやるのは馬鹿げているよね?となり、「調べて、まとめて、書き上げる」ようなブログ記事は意味がないと感じるようになった。
AIで書いた文章もつまらない
AIにブログ運営のモチベーションを削られているので、逆にAIを利用してやろう!と思い、AIをまるまる活用して記事も書いてみたこともある。
- こんなキーワードのブログ記事の構成を考えて!
- 見出し作って!
- 本文書いて!
- タイトル作って!
- ディスクリプション作って!
こんな感じで方向性は示しつつも、記事を丸まるAIで書かせたこともある。
なんということでしょう。きれいな文章ができるけど全く面白くない。
AIに任せてみると、いかにもブログ!って感じの、テンション高めな文体の文章ができあがります。
やはり自分の言葉で書く文章の方が、愛着もでるし、おもしろくなるのだろう(と信じている…)
書いていて楽しいものは「自分の生の記事」
最近読んだ本にというか、Audibleで聞いた本で「こうやって頭のなかを言語化する。」がある。
その本は最近読んだ本の中でもよい本であった。
お、これ活用したらブログかけるじゃん。
しかもAIに頼らない自分の生の記事がかける気がする!
と、言う感じでいま、この本を参考にしながら、頭の中を言語化しながら記事として発信しているわけだ。
これが結構楽しい。次から次へと言葉が出てくる感じが今までにはなかった感覚だからだ。
Google様の意向に沿ってキーワードに縛られて書くと、「書く」というより「書かされる」という感覚が強くなる。
そのGoogleから「書かされる」という意識から解放されて自分の言葉で書く文章こそが、私が書きたかったブログなのだろうと5年も経って感じるようになった。
最後に「6年目に入って方向性が変わるかも」
長々と色々書いてきたけど、結局何がいいたいねん!って思った方へ。
私も書いていて完全に着地点を見失った。
ただ言いたいことは、「キーワードに縛られずに自分の書きたいことを書いていくよ」と言わせてほしい。
結構前に読んだ「読みたいことを、書けばいい。」に通じているような気がする。
そして書きたいことを書くという次元にたどり着くまで5年もかかってしまった。
収益とかPVとかはどうでもいいんだよね。書きたいことを書こう。
mochioこんな感じで6年目もよろしくお願いします!











