こんにちは。mochioです。
困っている人原監督の本って何が書いてあるの?
箱根駅伝を連覇した組織づくりを、仕事のマネジメントにも活かしたい
青山学院大学陸上競技部の原晋監督の著書「勝ち続ける理由」を読了しましたので、内容の要約と感想を書いていきます。
青学の箱根駅伝連覇を支えた組織づくりと
個人指導がわかる一冊です。
ビジネスにも応用でき、マネジメントする立場の人におすすめです。
それでは本文。
「勝ち続ける理由」の概要
「勝ち続ける理由」は、2015年・2016年と箱根駅伝を連覇した後に書かれた本です。
2016年の大会では、39年ぶりの完全優勝も達成しています。
箱根駅伝を連覇した理由を、組織づくりや指導という観点から解説した本です。
| 著者 | 原晋 |
|---|---|
| 発売日 | 2016年12月 |
| 出版社 | 祥伝社(祥伝社新書) |
| ページ数 | 224ページ |
あらすじ
本書は、第1章〜第5章と終章の6つの章で構成されています。
本書の目次から引用します。
- 第1章 初優勝からの日々
- 第2章 連覇、そして完全優勝へ
- 第3章 結果を出せるチームをつくる
- 第4章 個人を指導する秘訣
- 第5章 勝ち続ける組織
- 終章 陸上界を変える!ハッピー大作戦
原監督が青山学院大学の監督になって13年間で培った組織の作り方と、調子の上がっている人・下がっている人など、個人に応じた指導方法が紹介されています。
最後の章では、箱根駅伝を皮切りに、強い日本を作っていこうという原監督の野望が紹介されています。
原監督のチームへの指導方法
旧態依然の指導方法からの脱却
陸上界では、旧態依然の指導方法がいまだに残っています。
- 躾と服従
- 監督の指導は絶対
監督という絶対的な存在を軸にした構造が、現在までの陸上競技にはあります。
原監督は「好きなものが多様化している現在では、これまでの指導方法ではいけない」と考えており、現代に即した指導方法を模索しています。
月に1度、目標シートを作成させる
原監督は、選手に月に1回、目標シートを作成させます。
目標シートの内容は次のとおりです。
- A4の紙1ページを使う
- チームの目標と個人の目標を書く
- 目標は数値化し、達成するためにやるべきことを具体的にすべて書き出す
こうすることで、目標とやるべきことを見える化し、選手に目標達成を意識させています。
目標の達成度は自己採点で振り返る
目標シートに書かれた内容は、選手に自己採点させます。
達成できなかった場合は、その理由について、選手間もしくは監督と個人で話し合います。
目標が達成できなかったのは、けがや病気が原因なのか、高すぎる目標設定なのかをはっきりさせるのです。



選手の成功体験の積み重ねを重視しているから、目標設定に力を入れているんですね。
目標達成のポイントは枝葉末節にこだわらないこと
目標達成のポイントは、枝葉末節のことにはこだわらないことです。
例えば、合宿後半の疲労がたまってきたときに手を抜いてしまうケースなどは、見て見ぬふりをして、あえてグレーゾーンを作ります。
一生懸命努力するなかで生じた失敗やミスを大目に見ることも、ポイントの1つです。
駅伝を通して、社会で活躍できる立派な人間に育てる
原監督は、駅伝というツールを通して、立派な人間になってくれるような指導スタイルをとっています。
選手たちは、毎月の目標シートの作成によってプレゼン力が向上しています。
自主的にミーティングを開催していることで、自分の考えをきちんと説明できるようにも育っています。
組織で戦うからこそ、ミスは厳しく叱る
組織で戦う以上、悪意のあるミスや、組織の規則を意図的に破るなどのミスは厳しく叱ります。
あくまでも組織として戦うので、一見無駄だと思うことでもきちんと叱ることが、箱根駅伝優勝の大義には欠かせないと考えています。
原監督の個人への指導法
本書では、個人を指導する秘訣を、次の8つのケースに分けて述べています。
- 試合に勝って天狗になっている選手
- 実力があるのに試合では出し切れていない選手
- スランプに陥り、方向性を見失った選手
- 調子にムラがある選手
- 上がり調子の選手をさらに上げる方法
- レギュラーから外れた選手のフォロー
- 集団の和を乱す選手
- 個人的な悩みを抱える選手
それぞれの選手についての指導法が書かれています。



基本的には、寄り添う姿勢が原監督の指導方法だと感じました。
そのほか、ハッピー大作戦などの作戦の作り方、キャプテンの決め方、辞めようとしている人への対応も紹介されています。
原晋監督の主な著書
原監督の主な著書は次のとおりです。
- 「逆転のメソッド 箱根駅伝もビジネスも一緒です」(祥伝社新書、2015年5月)
- 「勝ち続ける理由 原晋の“メソッド”」(祥伝社新書、2016年12月):この記事で紹介している本
- 「人が替わっても必ず結果を出す 決定版!青学流「絶対王者の鉄則」」(祥伝社、2025年12月)
まとめ|「勝ち続ける理由」の出版後も箱根駅伝を勝ち続けている
出版後も箱根駅伝で勝ち続けている
以上が、原晋「勝ち続ける理由」の内容でした。
この本が出版されたあと、青山学院大学は2017年・2018年の箱根駅伝でも優勝し、4連覇を達成しました。
2026年の第102回大会では、9回目の総合優勝と、史上初となる2度目の3連覇を果たしています。



原監督の勝てる組織づくりが証明されている証拠ですね。
読んで感じたこと
この記事では、本の内容を3割も紹介できていません。
2時間くらいで読めるのに、目からうろこの情報がある本ですので、コスパは最強だと思います。
「勝ち続ける理由」はこんな人におすすめ!
- 箱根駅伝を連覇するための組織づくりを知りたい方
- マネジメントする立場で、組織づくりや指導方法を仕事に応用したい方
- 目標設定や、メンバーの状況に応じた個人指導の方法を知りたい方
以上!mochioでした!









