こんにちは。mochioです。
今回、50歳からの起業! 銀行員をやめて、眼鏡屋さんになりました
を読みましたので、内容や感想を紹介していきます。
この本がおすすめの方
- オンデーズ創業者のルーツを知りたい方
- 50歳から起業した人の人生について興味のある方
- 人生の先輩からアドバイスをもらいたい方
本の概略
2004年10月4日 初版第一刷発行
著者:オンデーズ創業者 森部好樹
構成 : 前田群緑
出版社: 日経BP社
ページ数: 195
本の紹介文
東大卒、日本興銀のエリート行員が、40歳台後半で、ビックカメラへ出向。そこで一念発起した彼は、なんと自分も出資して安売りメガネ屋さんを立ち上げた! 頭の固そうな、ある意味、もっともつぶしがきかなそうな、元「中年興銀マン」らしからぬ、腰の軽さと、柔軟性と、頭の低さで、みるみるうちにチェーン数十店舗の「オンデーズ」を軌道に乗せる。サラリーマン生活で培った「経験」と、それとは裏腹の「頭の切り替え」がセットでできれば、「おじさん」だって起業できる! オンデーズ社長森部氏の中年起業生活をつづりながら、ミドルエイジのビジネスマンに贈る、中年サバイバル術の書!
本著より引用
著者 : 森部好樹
株式会社オンデーズ代表取締役社長
1948年、佐賀県生まれ、72年東京大学経済学部卒業後、日本興業銀行入行。ニューヨーク支店、東京支店勤務を経て、94年香港支店副支店長、97年に興銀証券取締役に。99年5月、ビックカメラに取締役として入社。同年10月㈱興和代表取締役社長を経て、2002年8月より現職。趣味はジョギングで、89年にマラソン同好会「明走会」を設立、現在会員数800人の同会は日本一経営者の多い走る会
本著より引用
本の内容
本書は著者 森部好樹さんが50歳でオンデイズを立ち上げるまでの半生について書かれています。
50歳で起業するためのノウハウ本ではありません。この本は50歳で企業するまでの著者の思考や経験が紹介されています。
日本興行銀行証券取締役まで上りつめる
日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行。
ニューヨーク支店時代、上司と合わずノイローゼになってしまいます。
というのも、英語がそもそもできなかったのにニューヨークへ異動させられ、
仕事と習得できていない英語で仕事ができない状態でした。
そのうえ上司の厳しい態度に参ってしまいノイローゼに。
そんななか森部さんを救ってくれたのがランニングです。
ランニングは悩みが消え活力を増してくれるので、精神的にもよかったそうです。
その後、日本興業銀行証券取締役となり、ビックカメラへ出向することになります。
ビックカメラでの下積みアルバイト
ビックカメラに出向後、アルバイトから始めさせてほしいとビックカメラ社長に直談判。
池袋のビックカメラでアルバイト勤務になります。
当時50歳。周りの若いアルバイトには身元を明かしていないので、サラリーマンを退職したリストラおじさん扱いでした。
仕事内容も駐輪場の自転車の整理・道のたばこ拾いから始まります。
ビックコンタクト社長に就任
ビックカメラでの店長補佐へ昇格後すぐに子会社であるビックコンタクトの社長に就任します。
ビックコンタクト改革では以下の二つに取り組みます。
- 人件費を下げること
- 粗利益をあげること
この二点の改革により、ビックコンタクトの業績を向上させることに成功します。
森部さんはビックコンタクトの業績向上の立役者となると同時に、
コンタクトレンズの販売ではなく、粗利益が高いメガネ市場に参入したいと思い始めます。
メガネ販売のOWNDAYSを立ち上げる
メガネの価格破壊を目標とし、OWNDAYSを立ち上げます。
メガネはもともと職人がレンズを作っており高度な研磨術が必要でした。そのためメガネの価格が高くなってしまい、それが現在まで続いておりました。
森部さんは高品質・低価格なメガネを作るため、中国の会社に依頼し達成することができました。
この達成には銀行員時代の中国語の言語や文化を学んでいたことが生きてきます。
本書のあとがき
50歳からの起業! 銀行員をためて、眼鏡屋さんになりましたのあとがきの代わりに
森部さんの森部流人生を楽しく生きるコツが紹介されております。
- 即実行主義(良いことはすぐにやる)
- 苦しいときほどお気楽に
- いい加減こそ良い加減
- 世のため人のためは自分のため
- 一石三鳥のゲーム感覚
- 大風呂敷を広げましょう
- 体のキレが頭のキレだ
- 常識を疑うこと
- 家族は明るく
以上が紹介されていました。
感想
始めは起業のノウハウ本かと思って読んでいましたが、
森部さんの人生論の本でしたので、少し肩透かしな本でした。
しかしエッセイ本というのはフィクションと違い現実を写したリアルさがあり、楽しく読むことができました。
僕は20代なので、50代の方のリアルな話を聞けるというのが読書の魅力であると気づかされましたね。
現在オンデーズは日本全国でみられるメガネ屋になっているので、この本を読めばそのルーツを知ることができます。
以上!mochioでした!