とっさの会話が苦手だから、電話をかけるのも出るのも嫌い
街で友人にばったり会うと何話せばいいのか分からないから苦手
こういった人に向けたビジネス書って意外とないんですよね。
そこで今回は、ジル・チャンの「静かな人の戦略書」について内容を書いていきます。
「静かな人の戦略書」の内容
書籍情報
本書は、内向型と呼ばれる性格の人のために書かれた、自分らしさを活かして活躍するための戦略書です。
内向型の人は、外向型の人が多い現代社会で、自分の能力を発揮するのが難しいと感じることも多いでしょう。
しかし、本書では、内向型の人の強みや特性を理解し、周囲とうまく協調しながら、自分の能力を最大限に発揮する方法を紹介しています。
内向型の定義
本書では、内向型の人を以下のように定義しています。
- 刺激に対して敏感で、静かな環境での方が集中して考えられる
- 外向型の人のように、多くの人と交流したり、積極的に行動したりすることを好まない
- 自分の考えや感情をじっくりと考えることを大切にする
- 1対1の会話や、少人数のグループでの活動を好む
- 観察力や洞察力に優れている
- 慎重で、リスクを冒すことを好まない
- 計画性があり、物事を最後までやり遂げる
どんな人でも内向型と外向型の特性を持ち合わせています。
大切なのは、自分が内向型かどうかを固定観念で捉えることではなく、自分の性格や特性を理解し、自分らしく活かすことと主張しています。
本書のポイント
- 内向型は決して弱いわけではない。
- 内向型の強みや特性を活かせば、周囲とうまく協調しながら活躍できる。
- 内向型の人が自分らしく活躍するためには、いくつかの戦略がある。
個人的に良かったポイント
- 内向型分析力・傾聴力にすぐれ、そこを伸ばすこと
- 入念に準備すること
- 出先ではまず、自分のパーソナルスペースを作っておくこと
私のおすすめ度★1.9
私のおすすめ度は★1.9です。
おすすめ度は以下の基準で決めています。
- ★5
-
絶対に読め
- ★4
-
優先的に読め
- ★3
-
時間があれば読め
- ★2
-
読まなくてもよい
- ★1
-
時間の無駄
私の主観で考えているため、面白い本が★5とは限りません。
人が死ぬ描写のある作品は苦手なので、面白くても★は低くなってしまいます。
- 内向型の強みや特性を理解したい人
- 内向型の人が自分らしく活躍するための方法を知りたい人
- 内向型の人が成功するために必要なスキルを身につけたい人
現代のビジネス書は、外向型へ向けての内容であったり、外向型となるようにさせる内容です。
しかし、本書は普段控えめで大人しい人へ向けてのビジネス書であり、今までありそうでなかった、新しい切り口の本です。
内向型の著者が、どうビジネスで成功してきたかのノウハウについて教えてくれます。
この本を読むと、優秀なプレーヤーの横には、優秀なサポーターがついていることから、内向型の人でも自分の道を歩むことができるという勇気をもらえます。
著者のエピソードトークで終始する本でもある
この本は、内向型である著者の経験を語った本になります。
内向型の人がどういう思考を踏んでいるのかを分析する本ではありません。
個人的には、もう少し内向型の思考について解説して欲しく、わたしすごいでしょ?っていうニュアンスを感じさせてしまう本でもありました。
そしてね、私思うんですよ。
本書について調べてみると、著者の色んな取材記事を目にすることができますが、
内向型の人は、こんなカッコつけたポーズで写真撮らない(笑)
私がこの本を読んで、調べている中で一番思ったことです。
Youtubeで著者の対談動画もあがっています。
私はこの方が内向型の人なのかツッコミを入れながら動画を見た次第です。
以上!mochioでした。