こんにちは。mochioです。
今回、「メンタルの強化書」を読みましたので、内容についてまとめ、私なりのおすすめ度について書いていきます。
おすすめ度は★1.7
メンタル不調を起こす現代社会をマクロ視点で見た本
私が求めていたメンタル強化についての内容は薄かったです。
それでは本文
メンタルの強化書の内容・要約
著者 佐藤優について
経歴
- 1983年
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同志社大学神学部卒業
- 1985年
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外務省入省
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在ロシア日本国大使館三等書記官
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外務省国際情報局分析第一課主任分析官
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外務省大臣官房総務課課長補佐などを歴任
- 2001年
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外務省依願退職
- 2002年
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作家デビュー
- 2005年
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同志社大学大学院神学研究科博士後期課程満了、神学修士号取得
- 著書や講演活動を通じて、国際情勢や社会問題について積極的に発信している
- テレビやラジオの出演も多数
- 2023年4月より、YouTubeチャンネル「佐藤優チャンネル」を開設
佐藤優は、幅広い知識と鋭い分析力で知られる知性派作家です。現代社会の様々な問題について、独自の視点から論じており、多くの人々から支持されています。
メディアに出演もしている作家さんということですね
(知らなかった・・・)
メディアの情報を鵜呑みにして社会が短絡的な考え方に偏ってしまった
- 「ひきこもり」の人といった理解できないものを排除する風潮
- 相手に対する想像力を一切排除して簡単に表現できるレッテルを張り付けてしまう風潮
新自由主義では下品な人が生き残る
現代は、資本主義が進んでいった「新自由主義」と呼んでいます。
新自由主義の社会では、貧困率は年々増加しており、格差社会はどんどん進んでいます。
資本主義の進んだ社会は、資本家(雇用主)と労働者に分けられていており、義理・人情・恥を欠ける「下品な人」が出世し、勝ち組へと行き、繊細で優しい心を持った人は勝ち組へと行くのは難しいのです。
貧困になったのは努力が足りないからという「自己責任論」?
責任と自由はつながっているが、責任と努力の有無がつながっているというのは間違いである。
そうなったのも努力一筋で成功した人がメディアで取り上げられて脚光を浴びたこともある
自己責任論の風潮は、「自由」な立場である、雇用側がとるべき「責任」を、弱者である労働者に擦り付けていることに他ならない
働き方改革関連法による国の思惑と弊害
2019年4月から働き方改革関連法が施工されました。
- 時間外労働は月45時間・年間360時間を原則
- 毎年5日間は有給休暇を取得すること
- 正規雇用と非正規雇用の不合理な待遇差を禁止
国としては、少子高齢化の中で、労働力の確保・医療費や社会保険料の削減という意味から細く長く働くようにさせることを目的としておりました。
しかし、働き方改革関連法の施工により持ち帰り残業や上限規制されていない休日出勤が増えてしまいました。
人手が足りない中で1人当たりの仕事量が増えていることから、仕事ができない人には自己責任論が出てきてしまいます。
「仕事ができないのは個人の問題」
レッテルを張られ、ストレスを浴びせられてしまい、働き方改革によって心が折れてしまう可能性がある
メンタルの強化方法
本書ではメンタルの強化としては以下のようなことが挙げられています。
- 睡眠
- とにかく休む
- 人とのつながり
レビュー : 私のおすすめ度は★1.7
私のおすすめ度は★1.7です。
おすすめ度は以下の基準で決めています。
- ★5
-
絶対に読め
- ★4
-
優先的に読め
- ★3
-
時間があれば読め
- ★2
-
読まなくてもよい
- ★1
-
時間の無駄
私の主観で考えているため、面白い本が★5とは限りません。
人が死ぬ描写のある作品は苦手なので、面白くても★は低くなってしまいます。
本著は2時間程度で読み終えましました。
後々知ったのですが、著者の佐藤優さんには、根強いファンがいるようで、ファンにとっては読むべき本です。
ファンではない私としては、タイトルの「メンタルの強化書」というくらいですから、メンタルを強くする方法が書かれているのかなと本書を読みました。
実際は、心が折れてしまうような社会構造について語られている本でしたので、私の目的とは合いませんでした。
社会構造について学べますので、ファンにとってはいい本なのかも
書籍情報
- タイトル
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メンタルの強化書
- 著者
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佐藤優
- 出版社
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株式会社クロスメディア・パブリッシング
- 出版日
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2023年11月14日
- ページ数
-
256ページ
以上、mochioでした。