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AI vs. 教科書が読めない子どもたち あらすじのまとめと感想

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こんにちは。mochioです。
今回はAI vs. 教科書が読めない子どもたちを読み終えましたので、
あらすじ・感想などなどまとめていきたいと思います。
2019年ビジネス大賞になった本ですね。

 

こんな人におすすめの本です

  • AIについて興味はあるがよく知らない方
  • AIに仕事を奪われるのではないかと不安な方
  • 高校生、もしくはこれから子育てをする方

 

とは書いてありますが、上に当てはまらない人でも読んで損はないおすすめの本です!

 

目次

本の概略

AI vs.教科書が読めない子どもたち [ 新井 紀子 ]

価格:1,650円
(2020/10/25 21:53時点)

発行日 : 2018年2月15日
ページ数 : 287
著者 : 新井紀子国立情報学研究所教授同社会共有知研究センター長一般社団法人「教育のための科学研究所」代表理事・所長

東ロボくんは東大には入れなかった。
AIの限界ーー。しかし、”彼”はMARCHクラスには楽勝で合格していた!
これが意味することとはなにか? AIは何を得意とし、何を苦手とするのか?
AI楽観論者は、人間とAIが補完し合い共存するシナリオを描く。
しかし、東ロボくんの実験と同時に行なわれた全国2万5000人を対象にした読解力調査では恐るべき実態が判明する。AIの限界が示される一方で、これからの危機はむしろ人間側の教育にあることが示され、その行く着く先は最悪の恐慌だという。では、最悪のシナリオを避けるのはどうしたらいいのか?
最終章では教育に関する専門家でもある新井先生の提言が語られる。
Amazon AI vs. 教科書が読めない子どもたちより引用

本の目次

第1章 MARCHに合格――AIはライバル
AIとシンギュラリティ
偏差値57.1
AI進化の歴史
YOLOの衝撃――画像認識の最先端
ワトソンの活躍
東ロボくんの戦略
AIが仕事を奪う第2章 桜散る――シンギュラリティはSF
読解力と常識の壁――詰め込み教育の失敗
意味が理解しないAI
Siri(シリ)は賢者か?
奇妙なピアノ曲
機械翻訳
シンギュラリティは到来しない第3章 教科書が読めない――全国読解力調査
人間は「AIにできない仕事」ができるか?
数学ができないのか、問題文を理解していないのか?――大学生数学基本調査
全国2万5000人の基礎的読解力を調査
3人に1人が、簡単な文章が読めない
偏差値と読解力

第4章 最悪のシナリオ

AIに分断されるホワイトカラー
企業が消えていく
そして、AI世界恐慌がやってくる

おわりに

 

僕なりのかんたんな要約

AIとAI技術は異なるAIはすでに私立大学のMARCH(明治、青山、立教、中央、法政)に合格できるレベルの技術に達している。
しかしAIが人間の能力や知能を超えることは不可能である。
なぜならAIは文章の意味を理解する読解力がないからであり、それがAIの弱点でもある。
全国の高校生を対象にした読解力調査で明らかとなったことがある。それは日本の高校生の半数はAIよりも読解力がなく、教科書の文章を理解できていないということだ。
未来の日本は、読解力を必要としないホワイトカラーの職をAIに取ってかえられてしまい、働き手はいるのに仕事はAIに奪われてしまうという恐慌が起きてしまうのではないか?

感想

読了時間は7時間ほどです。
内容は大きく、2つのパートに分かれており。
①AI技術に関する説明
②高校生の読解力調査の結果と考察
になります。

まずは①AI技術に関してですが、
すこしでも新聞やニュースなどを通じて理解がある人にとっては、前半部分はやや読むのが疲れる内容です。
ざっくりいうとAI技術というのは、つまりはビッグデータ内の論理と確率・統計が基本となっているということです。
そしてAI技術は人間を超える「シンギュラリティ」には達しないと丁寧に解説されております。
しかし 衝撃的だったのは後半の読解力調査に関してです。
あまりにも日本人の読解力がないことを知りました。
またその読解力の有無は読書習慣は関係ないと述べられております。
どうすれば読解力が上がるのか?
本著では紹介されておりません。分からないと述べています。
なので自分、あるいは自分の子供の読解力を上げるにはどうすればよいのか考えさせられます。
作者の次の著書「AIに負けない子どもを育てる」にその答えはありそうです。いずれ読んでみようかと思います。
また、この本で紹介されている読解力調査は高校生を対象としておりますので、
いままさに高校生の方には、読書感想文にはもってこいだと思いました。
難しい文章を使われているわけでもなく、半日くらいで読める本でもありますしね。
僕が高校生の時よみたかった本だなぁと思ったくらいです。
僕が高校生の時ははAIだなんて叫ばれていないガラケーの時代ですがね(笑)
いやーこれはおすすめですね!

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