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【自分のアタマで考えよう 知識に騙されない思考の技術(ちきりん)】内容と感想

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こんにちはmochioです。

今回は月に100万PVを記録している「chikirin日記」の運営者 ちきりん さんの著書
「自分のアタマで考えよう 知識に騙されない思考の技術」を読みましたので、
内容と感想をまとめていこうと思います。

本書がおすすめの方

  • 考える力をつけるためのツールを知りたい方
  • 社会問題について考える方法を知りたい方
  • ちきりんのファン
目次

自分のアタマで考えようの主張

「知っている」と「考える」は別物

著者は「知っている(知識)」と「考える(思考)」ことは別物であると主張しています。

ある情報を知った時や問題について考えるとき、
人は「知識」という名の先入観に侵された状況で考えることになるのです

先入観により、あらかじめ知っていた楽観的な情報、もしくは悲観的な情報しか読み取れなくなり、純粋な「思考」ができなくなるという危険があります。
ちきりんさんは知識と思考をこのように定義しています。

知識 : 過去の事実の積み重ね
思考 : 未来に通用する論理の到達点

この知識と思考が情報が与えられたときに混在してしまうので、しっかりと切り分ける必要があるのです

自分のアタマで考えようの内容をざっくりまとめるとしたら

本著「自分のアタマで考えよう」では、考えるコツとして11個の方法を紹介しています。

  • いったん知識を分離すること
  • 「意思決定のプロセス」を決めること
  • 「なぜ?」「だからなんなの?」と問うこと
  • あらゆる可能性を探ること
  • 縦と横に並べて比較すること
  • 判断基準を取捨選択すること
  • レベルをごちゃごちゃにしないこと
  • 自分独自のフィルターを見つけること
  • データはとことん追いかけること
  • 視覚化で思考を深化させること
  • 知識は「思考の棚」に整理すること

以上です。

僕はこの本の内容をこう読み解きました

考えるにはこのような順序で思考を進めていきます。

①アウトプットのためのゴール地点を決定する

「考えること」とはアウトプットすることです。
まずは、どこまで思考出来たらOKかというゴール地点(意思決定のプロセス)を決定します。
次にアウトプットするための材料・情報を集めます。

データをフィルターにかけ取捨選択する

集められたデータを自分の判断基準を使ってフィルターをかけます。
フィルターにかけられたデータを規模や大きさでレベル分けをし、それぞれのデータを比較します。

思考を視覚化しアウトプットする

データを比較、細分化してから考えて自分の考えをアウトプットします。
その際分かりやすくアウトプットするためにも、図やグラフを工夫するとよいです。
最後に思考の過程などを整理して、新しい思考の材料が来た時に備えることが重要です。

こんな感じでしょうかね。

自分のアタマで考えよう 感想

僕はこのちきりんさんについては全く知らず、考えることについての方法を知りたいと思い読みました。

感想としては正直あまり満足できる内容ではありませんでした。

というのも、この本の内容で紹介されていた思考のための材料というのは
大学・大学院の研究室である程度養うことができていたからです。

僕の場合、卒業論文や修士論文を研究室の指導教員に提出したとき、
考察が甘い。やりなおし。と何度も何度も突き返された経験があるからです。

指導教員は考えるためのヒントも与えてはくれないので、論文を突き返されるたびに
何日も何日も同じ問題について考えていました。

そのため、大学・大学院での研究での経験が、考える練習になったのです。

正直この本の内容は改めて考えることの再確認するための本でした。

ちなみに 社会問題に関する著者の意見がちらほら書いてあります。

このちきりんという方は「おちゃらけ社会派ブロガー」として社会問題について語っているブロガーです。
なのでこの本の中でも、以下の問題についての考え方を解説しています。

  • 少子化問題
  • 日本の生活保護に関する問題
  • 日本の「失われた20年」
  • 婚活女子
  • 霞が関の組織
  • 日本の就職活動
  • 自殺問題
  • 9・11に関する世界のメディアの報じ方

以上の問題が例として紹介されています。
この問題に対して著者の意見について書かれていますが、正直、ちきりんという方を知らなければ雑音でしかありません。

著者の社会問題に対する意見は、この本の大事な部分ではないので読み飛ばしてOKです。

良く知らない他人の意見を一方的に語られることに嫌気をさしてしまうこともありますしね。

なので「他人の意見を聞いても自分の考え・意見は崩さない」という姿勢をもっているならば、この本を読んでみてもいいと思います。

以上!mochioでした!

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