こんにちは。mochioです。
今回は、森岡毅氏の「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」を読んだので、その解説と僕なりのおすすめ度を紹介します。
マーケティング初心者にも分かりやすく、USJのV字回復の裏側を知りたい人にもおすすめの本です。
さっそく見ていきましょう!

本の概要
「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」は、2016年に発売された森岡毅氏の著書。
USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)のマーケティング担当として経営再建に貢献した経験を基に、マーケティングの重要性や戦略的思考を具体例とともに解説しています。初心者でも理解しやすいのが特徴です。
森岡氏が入社後、入場者数がV字回復

森岡氏は2010年6月にUSJに入社し、そこから入場者数がV字回復しました。
ITmediaの記事によると、2015年までのデータでその効果が明らか。でも、それ以降は非公開になってしまいました
ただ、TEAの報告では、2021年のコロナ禍で入場者は落ち込んだものの、2022年度には1235万人と高い数字を維持。この成功は、森岡氏が導入したマーケティング思考のおかげだと感じます。
なぜ日本企業は苦境に立たされているのか?
森岡氏は、日本企業が苦戦する理由をこう分析しています。
日本企業は技術力が高い一方で、市場ニーズや消費者視点が弱く、売り上げを伸ばせていない。技術だけじゃなく、「売れる仕組み」を作るマーケティング思考がこれからの日本に必要だと説きます。
マーケティングの本質は「売れる仕組みを作ること」
じゃあ、「売れる仕組み」って何?って思いますよね。森岡氏によると、それは「商品と消費者をつなぐ接点を作ること」。
具体的には以下3つを制することが大事だそうです:
- 消費者の頭の中を制する: 商品を印象づける。
- 店頭(買う場所)を制する: 手に取りやすい環境を作る。
- 商品の使用体験を制する: 使って満足感を与える。
特に「消費者の頭の中を制する」が最重要と強調していて、なるほどなと思いました。
成功確率を高める戦略的思考
森岡氏は「戦略」をこう定義しています。
戦略とは、目的を達成するために資源(リソース)を配分する「選択」のこと
USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
戦略的思考は以下の階層構造で考えるのがポイントだそうです。
- 目的(何を達成したいか)
- 戦略(目的を達成するための大局的な計画)
- 戦術(具体的な実行手段)
目的から逆算して戦略を立てるこの考え方は、マーケティング以外にも応用できて、ビジネスマンなら持っておきたいスキルだと感じました。
おすすめ度は★4.1
僕のおすすめ度は★4.1です。
おすすめ度は以下の基準で決めています。
- ★5
-
絶対に読め
- ★4
-
優先的に読め
- ★3
-
時間があれば読め
- ★2
-
読まなくてもよい
- ★1
-
時間の無駄
私の主観で考えているため、面白い本が★5とは限りません。

人が死ぬ描写のある作品は苦手なので、面白くても★は低くなってしまいます。
- マーケティングを全く知らないけど学びたい人
- 学生や新社会人など、これから活躍したい人
- 「USJって急に人気になったよね?なんでだろう?」と思ったことがある人
この本は、マーケティングの基礎を初心者に分かりやすく教えてくれます。
子供の頃、「USJは大人向け、ディズニーランドは子供向け」なんて思ってましたが、最近のUSJ人気を見てそのイメージが変わりました。この本を読むと、その裏にマーケティングの力があると実感できます。
さらに、マーケティング解説を超えて、戦略的思考やキャリアのヒントもくれるのが良いところ。筆者のビジネスへの熱い思いが伝わってきて、読んでてテンション上がりました。だから★4.1と高評価です!



僕的には、筆者のビジネスに対する熱い思いが伝わってきて良い本だと思いました。
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以上!mochioでした!